巻頭特集
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弱者置き去り 背筋が寒くなる“自助”菅政権下の株バブル
実にバブル経済期の1990年8月2日以来の大台回復である。日経平均株価が15日、ついに約30年半ぶりに3万円を突破した。 昨年3月にコロナ禍で1万6000円台まで急落したのが嘘のように、1年…
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敗戦処理の貧乏くじ 「森後任」誰もなり手がいないだろう
「橋本さん以外に候補が思いつかない」 「良い候補だ。何度も五輪に出ているし」 「女性の橋本氏は元五輪選手で行政経験もあり、会長に適任だ」 女性蔑視発言で辞任に追い込まれた東京五輪・…
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しがみつきはもう限界 「東京五輪」やめれば全て円満解決
「私の不適切な発言が原因で大変混乱させてしまった」「五輪開催の準備に私がいることが妨げになってはいけない」 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は12日、同組織委の理事や評議…
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もともと開催の資格なし 欺瞞の五輪にふさわしい断末魔
狭まる包囲網にあらがい切れなくなった格好だ。 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が12日、ようやく辞任を表明。3日の女性蔑視発言から約1週間、今さら腹を固めても「遅きに失した」感…
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国民が望んでいるのは「森・菅ダブル辞任」と五輪中止
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性差別発言への批判は、一向に収まる気配がない。 形ばかりではあったが森が発言を撤回・謝罪したことで、一度は「問題は解決済み」と不問に付し…
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長男の接待だけではない 菅首相と総務省“怪しい癒着”
「別人格」なんて言い訳が通用するはずがない。 菅首相の長男が総務省幹部に、国家公務員倫理法に抵触しかねない接待を重ねた疑惑について、国会では野党の追及が続いている。8日は、答弁に立った当事者の…
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居直り答弁に国民はア然だ 菅首相の鉄面皮と弱腰野党
8日解除されるはずだった緊急事態宣言が、栃木県をのぞく10都府県で約1カ月の延長期間に入った。 7日国内で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は1631人と、6日ぶりに2000人を下回っ…
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オソマツな自滅の五輪 このままでは漫画的幕切れの予兆
「日本のマスコミの皆さんはいい加減」「記者たちは修正もせず(略)全く無責任な連中が多い」 女性蔑視発言の謝罪会見で“逆ギレ”して、さらなるひんしゅくを買っている東京五輪・パラリンピック組織委員…
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森会長を増長させた新聞TV マトモな五輪報道は海外だけ
すごく嫌なモノを見てしまった。4日、女性蔑視発言を撤回、謝罪した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長。あまりに醜悪な会見に目をそらした人も多いだろう。 「五輪・パラ精神に反する不適切…
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安倍の山口4区も補選が必要 4.25菅首相と自民党はご臨終
地元広島では「遅すぎる」という批判が相次いだという。参院選の買収事件をめぐって公選法違反で1審有罪となった河井案里被告が、3日ようやく参院議員を辞職した。 案里は、公設第2秘書の有罪が確定し…
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「必ず改善」の覚悟だけ 菅政権では何度も悪夢の繰り返し
新型コロナウイルス対策で政府は一体、何をやってきたのか。 東京都、大阪府など10都府県に発令している緊急事態宣言が3月7日まで延長されることが正式に決まった。栃木県は本来の期限である今月7日…
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議員辞職すべきなのは山ほどいる その筆頭は安倍晋三
公明党の遠山清彦衆院議員(51)が議員辞職し、政界に衝撃が走っている。大新聞テレビも大々的に報じている。 しかし、議員を辞めるのは当たり前のことだ。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないた…
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誰が見ても“お手上げ” 菅内閣が総辞職しない摩訶不思議
緊急事態宣言の解除期日まで1週間を切ったものの、新型コロナウイルスの新規感染者は高止まりで、医療提供体制の逼迫は続く。菅首相は宣言の再発令時、「1カ月後には必ず事態を改善させる」と自信たっぷりだった…
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悪夢のような菅政権 腐った与党より野党の方がずっとマシ
「なぜ菅首相は補正予算を組み替えなかったのか」 28日に成立した2020年度の第3次補正予算について取材すると、自民党議員からも、こうした声があった。予算案を編成したのは昨年12月上旬であり、…
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問われる度量 首相が“精一杯やっている”とムキになる驚愕
「私は寝てないんだ!」――。 今なお歴史に残る“逆ギレ”を覚えている方は多いだろう。2000年6月末に発生した雪印乳業の集団食中毒事件。最終的に被害者は大阪を中心に約1万5000人に上る戦後最…
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「適切対応」と強弁 コロナ対策でまずやるべきは菅退陣
憲政史上、最悪な政権として後世に語り継がれるのではないか。衆参両院で行われている2020年度第3次補正予算案をめぐる菅首相の国会答弁を聞いている国民は絶望的な気分に陥っているに違いない。 あ…
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頑なな菅政権 GoTo、五輪に“しがみつき”では収束不可能
どこが「安心」と「希望」なのか。施政方針演説で「安心」と「希望」を掲げた菅首相。しかし、25日からスタートした予算審議を見た国民は、「やっぱりこの男はダメだ」「コロナ禍は収束しない」と絶望したに違い…
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国会答弁でまだ下がる 菅支持率は「底なし」の様相
新型コロナウイルス対策を盛り込んだ2020年度第3次補正予算案の基本的質疑が25日、衆院予算委員会で始まったが、菅首相の覇気のなさはコロナ禍の行く末を暗示しているかのようだ。ただでさえボソボソした小…
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独裁気質と異論排除 菅首相と河野大臣のおぞましい共通項
初っぱなからこれでは、先が思いやられる。新型コロナウイルス早期収束の決め手とされるワクチン担当に任命された河野規制改革相。その振る舞いは就任早々、不穏なものだった。 ワクチンについて、政府は…
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菅首相はどうする? 世界中から「五輪やめろ」の大合唱
「ぺラペラしゃべった幹部は誰だ!」――与党内は“犯人捜し”に躍起だ。英紙タイムズは21日、今夏の東京五輪を巡り、「与党幹部」の話として新型コロナウイルスの影響で「日本政府が中止せざるを得ないと内々で結…