巻頭特集
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世界が言動に驚愕 トランプにへつらっているのは日本だけ
夕暮れの空を大統領専用ヘリが近づいてくる。ホワイトハウス前庭のサウスローンに着陸したヘリの中から現れたのは米国大統領だ。出迎えるスタッフに手を振り、マスクを外して親指を立てるポーズを取る。最後はレジ…
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陰湿さは彼の国を彷彿 スッカラカン首相の排除と懐柔
「6年ここ(=日本学術会議)で働いたら、『学士院』ってところに行って年間250万円の年金をもらえるんですよ。死ぬまで。皆さんの税金から大体。そういうルールになっている」 フジテレビの上席解説委…
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懐柔狙いの菅首相と忖度メディア “パンケーキ懇談”の醜悪
この週末、3日早朝に菅首相と番記者による「オフレコ懇談会」が開催された。首相動静には、こうある。 <午前7時24分、東京・神宮前のレストラン「Eggs’n Things原宿店」着。報道各社の首相番…
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学術会議人事介入 剥き出しになった言論弾圧首相の本性
アベ政治の継承を売りにする菅首相の手法は、安倍前首相以上に危ういのではないか。仲の良い記者を首相補佐官に起用する異例の“抜擢”に続き、この国の科学者を代表する組織である日本学術会議の人事にまで手を突…
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思想なき首相に群がる輩たち もうお里が知れた菅人脈
菅内閣に対する忌憚ない意見を期待したのか。それとも官邸のスポークスマンとして国内外のメディア対応に尽力してもらうつもりなのか。 政府が1日付で発令した柿崎明二・元共同通信論説副委員長を首相補…
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やはり世紀の茶番劇 ピンピンしてる安倍前首相の国民愚弄
「なんだ、元気そうじゃないか」――。 28日に開かれた出身派閥・細田派のパーティーに顔を出し、壇上であいさつした安倍前首相の姿を見た出席者のひとりは拍子抜けしたといい、こう話す。 「持病…
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菅首相も真っ青 NYタイムズvsトランプ大統領“世紀の攻防”
10年も税金逃れしたうえ、大統領就任後ですら7万円しか納税していない! これには世界中がア然ボー然だろう。超大国米国が、ここまで倫理観の欠如した人物をトップにいただいているとは……。 米紙ニ…
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安倍継承なのに豹変 恐ろしい日本人と大メディアの菅礼賛
「安倍政権の継承をアピール」「菅外交 手堅くスタート」――。大手紙にはそんな見出しが並んだ。菅首相の国際会議デビューとなった26日のビデオ映像による国連総会一般討論演説。「自由で開かれたインド太平洋」…
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ボロ出る前に解散 菅政治とは「現世利益の打ち上げ花火」
菅首相が精力的に動き回っている。就任から10日。海外首脳と相次いで電話会談し、パソナ会長の竹中平蔵東洋大教授をはじめとする“知恵袋”と懇談を重ねる。肝いりのデジタル庁新設に向け、デジタル改革関係閣僚…
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“売国の学者”竹中平蔵氏に頼るスガノミクスの正体
「役所の縦割り、既得権益、そして悪しき前例を打破して規制改革を行う。そして、国民のために働く内閣をつくるお約束をしました。アンテナを高くして、スピード感を持って国民の皆さんの期待にお応えをしたい」 …
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官僚戦慄 “権力志向剥き出し”首相に支持率74%の危うさ
日経新聞に続き、読売新聞の世論調査でも、菅内閣は支持率74%という驚異的な数字をたたき出した。小泉純一郎内閣(87%)、鳩山由紀夫内閣(75%)に次ぐ歴代3位の高さだ。 違和感を覚えるのは、…
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国民は騙されている「アベノミクスの継承」という麻薬
前代未聞の2度目の政権ブン投げという安倍前首相の愚行によって棚ぼた的に誕生した菅政権。安倍なき「アベ政治」を引き継ぐという亜流で菅は総理大臣の座を射止めたわけだが、新政権に対する国民の高揚感や期待感…
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ニヤつく新首相 大メディアが封印する「ドス黒い過去」
本格始動した菅政権がご祝儀相場に沸いている。 共同通信の世論調査(16~17日実施)によると、内閣支持率は66・4%。調査方法が異なるため、単純比較はできないというものの、2000年以降では…
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「安倍継承」とは国民愚弄 菅新内閣は絶望の顔ぶれ<下>
菅は「論功行賞」の色合いが濃すぎる党4役と国対委員長を「仲良し組」で固めた。佐藤総務会長、下村政調会長、山口選対委員長は菅と同じ1996年初当選組で、気脈を通じる仲だ。 閣僚も当選同期が多い…
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「安倍継承」とは国民愚弄 菅新内閣は絶望の顔ぶれ<中>
「せっかく総裁に就任したので、仕事をしたいなと思っている」 総裁選後、こう嘯いていた菅だが、麻生を筆頭にマトモな仕事をしてこなかった連中ばかりを再任させたのでは、ハナから本気で仕事をする気はな…
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「安倍継承」とは国民愚弄 菅新内閣は絶望の顔ぶれ<上>
総裁選の出馬会見以降、ほぼ同じ内容で中身ナシだった。16日誕生した菅新首相の初会見。「国民のために働く内閣」とか言っていたが、「適材適所」「改革意欲」といったキーワードを掲げていたはずの閣僚人事は、…
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新味なし目玉なし 暗愚の首相と黒幕居残り政権の今後
「論功行賞だとは、つゆほども思っていない。偏見だ」――15日午後、自民党新4役の共同会見で、不機嫌そうにこう言い放ったのは二階幹事長だ。これほど国民の意識とかけ離れた発言も珍しい。 16日誕生…
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空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<下>
新総裁を選出した自民党の両院議員総会。一度ならず、二度も任期途中で政権をブン投げた安倍を、英雄のように持ち上げる演出に違和感を覚えた国民も多いのではないか。 新総裁選出後にマイクの前に立った…
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空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<上>
「万来の拍手を安倍総理にお願いします」 勝利が決まった直後の挨拶で、菅義偉新総裁(71)はまず最初に、安倍首相を称えた。そして、「一致団結して、日本の国を前に進めようではありませんか」と呼び掛…
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スッカラカンの菅氏が圧勝 “世紀の茶番”総裁選を総括<下>
「次期総理が国民の面倒を見ないと宣言したに等しい」――そんな批判もどこ吹く風。菅は総裁選で「国の基本は自助、共助、公助、そして絆」と訴え続けた。これだけ「自助」を強調するとは、筋金入りの「自己責任」論…