巻頭特集
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スッカラカンの菅氏が圧勝 “世紀の茶番”総裁選を総括<中>
持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に政権を2度もブン投げた安倍の“健啖”ぶりが報じられ、臆測が広がっている。 唐突な辞意表明から2週間。安倍は11日夜、公邸で谷口智彦内閣官房参与や鈴木浩外務審議…
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スッカラカンの菅氏が圧勝 “世紀の茶番”総裁選を総括<上>
何の期待も、高揚感もない。 14日投開票の自民党総裁選は、自民党議員の異様な権力欲を国民に見せつけただけだった。 病気を理由に再び政権をブン投げた安倍首相の「石破にだけは政権を渡さな…
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組閣情報でよくわかる 菅内閣の人間関係は利害と打算
ポスト安倍を決める自民党総裁選の投開票まであと2日。6日間の選挙戦は最終盤に入ったが、番狂わせは期待できそうにない。 国会議員票394票の8割を固め、都道府県票141票の過半数を確保した菅官…
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日に日に鮮明 “しゃべれない男”菅義偉のポンコツぶり
政治家は、言葉を生業にする職業だといわれる。だから政治活動で演説する人は「弁士」と呼ばれてきた。政治家にとって、弁舌は最大の売り物であり、必須の資質でもある。それなのに、なぜ「しゃべれない男」が首相…
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国民は「安倍継承」を求めていない 自民党内だけの菅人気
叩き上げの苦労人が、長年支えた総理の無念を晴らすため、新たなトップの座を目指す――。菅官房長官自身が臆面もなく語り、メディアが喧伝する総裁選のストーリーだが、あまりにも現実とかけ離れている。 …
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イカサマ自民党総裁選 世紀の茶番劇を実況する大マスコミ
<論戦本格化> <波乱はあるか> <菅氏優勢、追う岸田・石破氏> 自民党総裁選が8日告示されたのを受けた新聞夕刊の見出し。テレビも記者が、自民党本部前で「いよいよ論戦が始まった」みたいなリ…
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「令和おじさん」は仮面 菅義偉という男の暗さと不気味さ
「出来レース」というよりも、「消化試合」と言った方がいい。8日告示された自民党総裁選(14日投開票)のことだ。新型コロナ禍の中で行われる抑制的な選挙戦のため、やむを得ない面はあるものの、ちっとも盛り上…
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“叩き上げ”の欺瞞 まず「自助」と言い出した菅義偉の正体
万人受けしそうなフレーズを取ってつけた印象だ。自民党総裁選で優勢に立つ菅官房長官の政策集。そのスローガンには、菅が「国の基本理念」に掲げた「自助・共助・公助」に「そして絆」が付け加えられた。 …
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目的は森友・加計・桜疑惑潰し 異様な“菅談合”の全容
菅官房長官、石破元幹事長、岸田政調会長の3人が立候補する自民党総裁選(8日告示、14日投開票)。国会議員票で圧倒的優位に立つ菅が4日、選対本部を立ち上げ、大メディアは「各陣営が選挙活動を本格化」など…
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前代未聞だ 空っぽの首相候補をみんなで担ぐ自民党の狂乱
中身スカスカ。これほど大局観のない人物に、トップリーダーが務まるのだろうか。 2日の菅官房長官の出馬表明会見では、毎日新聞の記者が「まるで安倍総理の発言を聞いているよう。菅総理として目指す政…
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会見はキレイ事 「安倍暗黒政治の継承」で庶民は地獄
いやはや、こんな大茶番劇を連日、見せられる国民はたまったもんじゃない。 2日、菅官房長官が立候補を正式に表明し、「8日告示、14日投開票」の日程で行われることが決まった自民党総裁選。自民党は…
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総裁選でピエロになった石破と岸田 無様と無残、その大罪
2020年9月1日は歴史の転換点になるのではないか。自民党の談合派閥政治が完全復活。安倍首相が7年8カ月にわたって築き上げた「暗黒の政治構造」が常態化した一日としてである。 自民党総務会は1…
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醜悪な派閥談合で勝ち馬に雪崩 菅圧勝情勢のおぞましさ
安倍首相が2度目の政権ブン投げを発表した辞任会見からわずか4日。ポスト安倍を選ぶ自民党総裁選の趨勢は決しつつある。自民党総務会は1日、9月8日告示、14日の両院議員総会で投開票とする日程を決定。7年…
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密室談合で菅総裁の流れ 懲りない自民党に国民はア然だ
誰と誰が会った、派閥幹部の会合だ、誰を支持するか決めたようだ――。真偽不明の情報も飛び交い、自民党議員が落ち着かない週末を過ごす間にポスト安倍の流れはすっかり固まっていた。 安倍首相が突然、…
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何もかも行き詰まった安倍首相 辞意と病気の全真相<下>
9月に新首相が誕生することが決まり、早くも政界では「解散・総選挙はいつか」が取り沙汰されている。衆院議員の任期は来年10月までだ。どんなに遅くても1年後には衆院選が実施される。 常識的には、…
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何もかも行き詰まった安倍首相 辞意と病気の全真相<中>
このタイミングでの辞意表明は、秋に国会を開いたらマトモに答弁できないと悟ったからではないか。なにしろ、今年1月以降、新型コロナ対応を巡り、安倍政権は迷走に迷走を重ねている。 感染初期は東京五…
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何もかも行き詰まった安倍首相 辞意と病気の全真相<上>
歴史は繰り返した。13年前のブン投げ辞任の再来である。持病の潰瘍性大腸炎が悪化した安倍首相が28日、官邸で71日ぶりに開いた会見で辞意表明。歴代最長政権の称号を手にした4日後、唐突にピリオドを打った…
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安倍首相ようやく辞意固める 体調不安での国政停滞にケジメ
安倍首相が辞意を固めたという。NHKが速報し、永田町は騒然となっている。詳しいことは会見で自ら説明するだろうが、持病の潰瘍性大腸炎の悪化が原因と見られている。これ以上、国政を担うことは無理だと判断し…
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永田町緊迫 レイムダックの続投か、密室禅譲で菅か麻生か
強まる健康不安説を打ち消す狙いなのだろうか。「午前休」が常態化していた安倍首相は26日、2日連続で「午前出勤」。しかし、官邸入りの足取りは軽快さとは程遠かった。目は口ほどにものをいうというが、うつろ…
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限界は歴然 それでも“辞めない”“辞めさせない”摩訶不思議
「体力の限界……」 万感の思いが突き上げてきたのだろう。白いハンカチで鼻を押さえ、次の言葉まで数秒。「気力もなくなり引退することになりました」と喉の奥から絞り出すように語った。 199…