巻頭特集
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森友“論功”の太田局長が財務次官に いよいよ亡国の霞が関
いくら何でも――。そう言いたくなる人事だ。 この夏の人事で、財務省の太田充主計局長が事務方トップの財務次官に就任する。7日、月内にも発令と報じられた。 太田氏といえば、森友学園への国…
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小池圧勝で解散風 国民は「腐敗堕落の安定」を望むのか
5日に投開票された東京都知事選は、前回(2016年)の約291万票を上回る約366万票を得た現職の小池百合子知事(67)が圧勝した。 過去最多の22人が立候補した都知事選で、小池が、元日弁連…
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コロナ利用の自分ファースト “女帝”圧勝の内幕と今後<後>
やはり野党候補は一本化すべきだった。どんな事情があったにせよ、宇都宮、山本両候補による反小池票の受け皿分断は、コロナ利用の“女帝”の圧勝を許す結果を招いただけでも罪深い。 今回の分断を引きず…
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コロナ利用の自分ファースト “女帝”圧勝の内幕と今後<前>
「都民の力強い支援に対し、大変うれしく感じると同時にこれから大切な2期目の重責を担っていく、その重さに大変責任を感じる」 投票終了後、たった4秒で当選確実。コロナ禍の都知事選に圧勝した“女帝”…
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大メディアは小池知事“口だけ”都政の検証をしないのか
3日、東京都で新型コロナウイルスに感染したことが確認されたのは124人。2日連続で100人を超え、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。 124人のうち58人が「夜の街」関連とみられていて、新…
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投票日前に無残に破綻 小池都知事の“口だけ”コロナ対応
東京都の新型コロナウイルスの新規感染者が、2日107人となり、とうとう再び100人を超えてしまった。このところ連日50人前後で推移し、1日は67人。このまま増え続ければ、いつか3ケタに乗せる日が来る…
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疑惑封じと党内引き締め ボロボロ政権が解散風を煽る真相
「年内に安倍晋三首相の手で解散するしかない。秋にやるべきだ」 麻生財務相が6月29日、国会内で公明党の斉藤鉄夫幹事長とサシで会談。早期解散論をぶった翌日、最高裁が安倍政権の「反法治主義」を断罪…
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冗談じゃない!「コロナと共存」「7割経済」は死刑宣告
新型コロナウイルスの感染が各地で拡大している。国内の30日の新規感染者は138人で、5月25日の緊急事態宣言解除後、最多を更新。1日当たりの感染者数は3日連続で100人を超えた。 クルーズ船…
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小池都知事のご都合主義「悪いのは私じゃなくて夜の街」
「第1波」の余波が続いているのか、それとも「第2波」襲来の始まりなのか。このタイミングで政府の「専門家会議」が廃止され、詳しい状況がさっぱり分からないものの、いずれにしても終息していないことだけは間違…
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昔も今もまともな知事が一人もいない東京都民の絶望
7月5日の投開票まで1週間を切った東京都知事選。ラストサンデーの28日も、再選を狙う都庁の“女帝”小池百合子知事(67)の動きは他の候補者とは対照的だった。梅雨空で荒れた天気の中、精力的に街頭演説に…
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むりやり経済再開、刹那の株高 幻の中にいる日常生活
新型コロナウイルスの感染者が26日、全国で新たに105人、確認された。1日の感染者数が100人を超えるのは、緊急事態宣言下の5月9日以来、48日ぶりだ。 国内感染者の約半数を占める東京都内で…
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専門家vs安倍政権 責任なすりあいで“空中分解”の今後
東京アラートの解除から、ちょうど2週間。「第2波」どころか、まだ「第1波」が続いているのではないか。25日の都の新型コロナウイルス新規感染者は48人。24日の55人と合わせて100人超え。25日まで…
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河井買収総汚染 自民党本部と安倍事務所のガサ入れが必要
18日の逮捕以来、検察リークもあるのだろうが、前法相の河井克行容疑者と参院議員の案里容疑者夫妻の金銭授受に関する生々しい話がこれでもかと表に出てくる。 昨夏の参院選を巡る公職選挙法違反(買収…
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ボルトン回顧録の衝撃「日米蜜月」どころかカモじゃないか
何が何でも出版を止めたかったわけだ。米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が上梓した回顧録。トランプ政権の内幕を詳細につづった“暴露本”を巡り、政権側は「機密が含まれている」とワシントン連…
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2人は同じ穴のムジナ 桜の安倍首相と買収の河井前法相
共同通信が実施した全国電話世論調査(20~21日)で、安倍内閣の支持率が前回(5月末)より2・7ポイント減の36・7%となった。不支持率は49・7%で、前回より4・2ポイント増加。調査手法が異なるた…
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国民は疑心暗鬼 移動・営業自粛解禁、景気底打ちの空騒ぎ
都道府県をまたぐ移動が19日から全国的に解除されて初めての週末、都知事選(7月5日投開票)真っただ中の東京では、21日も新たに35人の新型コロナウイルス感染者が確認された。これで4日連続の30人超え…
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なぜ法相に? 核心は買収ではなく安倍首相の捜査妨害
ともに現職国会議員の夫婦が同時に逮捕されるのも、法相経験者が逮捕されるのも憲政史上初めてだという。昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる公選法違反(買収)容疑で、18日、検察当局に逮捕された前法相の衆院…
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都知事選展望 来るのか「女帝」が引きずり降ろされる日
4年前に鳴り響いた「百合子コール」の熱気が嘘のような静かな船出だった。都知事選告示の18日午前10時、現職の小池百合子知事は都庁7階の大広間で「第一声」。約12分間にわたり、「都民の都民による都民の…
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河井夫妻逮捕は序章 原資を出した党と官邸の関与が核心
ついに東京地検特捜部が動いた。昨夏の参院選で地元県議らに現金を渡し、票の取りまとめを依頼したなどとして、検察当局は18日、公選法違反(買収)容疑で、自民党を離党した衆院議員で前法相の河井克行容疑者(…
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イージス・アショア中止は当然 総辞職に値の大ボラ政治
米国隷従の安倍首相がトランプ大統領のご機嫌取りで主導した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画停止が唐突に発表された。事実上の白紙撤回だ。理由は迎撃ミサイルを撃ち上げた際に切…