経済ニュースの核心
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“ダウンロード爆弾”を防ぐ 悪質ウイルス対策企業が狙い目
厚生労働省の毎月勤労統計の不適切調査問題で2012年以降の現金給与総額の伸び率が間違っていたことが、いまになって判明した。現金給与は国の個人消費、GDPの基礎となる統計。そこに誤りがあった。日銀は影…
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ワインやチーズも…日欧EPA関連銘柄は仕込みのチャンス
2月1日の日欧EPA発効を控えて、安倍首相は1月9日にオランダのルッテ首相、10日にイギリスのメイ首相と首脳会談を行った。なぜオランダ、イギリスだったのだろう。 バブル真っただ中の1989年…
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忍び寄るシェアエコデフレでますますモノが売れない時代に
2019年の投資テーマに「シェアリングエコノミー(シェアエコ)」がある。ライドシェアのタクシーやシェアハウス(民泊も)などが話題を集め、メルカリなど個人間で不要品(中古品)などを交換するシェアエコの…
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戦後最長の景気拡大でも…「弱気相場」は終わりの始まり
日本の景気拡大は2019年1月で戦後最長を更新する。 だが、民間エコノミストの多くは「景気はすでに成熟期に入り、遠くないうちに調整する可能性がある」と予想している。実感がないまま好景気は終幕…
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連日のETF購入でも株安止まらず…日銀の神通力に陰りが
政府は先週20日の閣僚関係会議で「雇用・所得環境が大幅に改善」とし、景気拡張は12月に73カ月と戦後最長「いざなみ景気」に並んだとした。庶民の生活感覚とかけ離れた印象だが、景気は循環するから今後、い…
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高配当が魅力的「日産グループ」銘柄をあえて狙ってみる
冬の国営昭和記念公園(東京都立川市・昭島市)を散策した。その中に設置されている昭和天皇記念館に、当時の自動車製造技術の粋を集めて開発され1967(昭和42)年から使用された国産初の御料車「ニッサン …
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中国ハイテク企業を排除…米トランプ政権“G1戦略”の凄み
米中貿易戦争が変質してきた。当初、米国は対中貿易の赤字削減を目的として7月以降に制裁関税を課してきた。 だが、制裁後も対中貿易赤字に改善が見られず、中国の貿易統計によれば11月の対米貿易黒字…
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万博、G20、ポケモン…大阪は「投資テーマ」がテンコ盛り
先週、伊東温泉に湯治へ行ったら、平日でも満室の盛況さだった。大室山から富士山頂を眺めたとき、登山が趣味の友人がつぶやいた。「12月に入っても山頂の雪が少ないから暖冬だな」と。暖冬は景気にマイナスとも…
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小売業は大賑わいも…10%下落「ブラック相場」に要警戒
先週末、近くのイオンモールへ出かけたら、館内放送が、「ブラックフライデー」「特別セールでお買い得です」と連呼していた。売り場には「ブラック煮物」「ブラックトイレットペーパー」などが勢ぞろい。ブラック…
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ソフトバンクが12月上場 売り出し価格は1株「1700円」か
東証は今月12日、ソフトバンクの上場を承認した。12月19日に上場する。持ち株会社のソフトバンクグループは、ソフトバンクの株式を売り出すことで、最大約3兆円を調達する見通し。国内市場では、過去最大の…
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「地方創生」はどこへやら…東京の鉄道各社は業績拡大へ
世界が注目した11月6日の米国の中間選挙が終了した。日本の報道番組は、深い分析のない米国の選挙一色に染まり、私たちに直接かかわる国会の法案質疑の報道はほとんど見られなかった。 その意味でトラ…
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外国人労働者の受け入れ拡大で…一段と遠のく“デフレ脱却”
TPP11が12月30日に発効する。日本への輸入が増えるのは、国産品より安価なコメ、牛肉、豚肉、小麦、バター・脱脂粉乳などで、国産品との競争で価格は下がる。国内物価の下落要因でもある。 今後…
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11月相場は要警戒…「1日と6日」今年最大のイベントリスク
平日の午後、東京・銀座にある銭湯(大人入浴料460円)に入り、徒歩で新橋駅近くのドン・キホーテ銀座本店に行くと店の周りや、店内は中国人観光客であふれていた。ただ、買い物カゴを見るとスペースに余裕があ…
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「世界経済は景気循環の後期に」が米金融関係者の主流に
米国経済は良好だと、トランプ大統領は11月6日の中間選挙に向けて訴えている。ただし、失業率はほぼ完全雇用の状態にあり、17年の家計所得は2年連続で過去最高を更新したものの、中間層の50%と上位5%の…
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6日連続ETF買った日銀の罪…出しゃばりのせいで安値拾えず
日銀が10月5日に発表した9月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年前と比べ景況感が「良くなった」と答えた割合から「悪くなった」の割合を引いた景況感DIは、マイナス13.3となり、前回6…
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トヨタ&ソフトバンク提携 自動運転車はホントに儲かるか
先週、トヨタ自動車(以下トヨタ)とソフトバンクグループ(以下ソフトG)は移動サービス事業で提携すると発表した。トヨタが開発中の自動運転車「イー・パレット」で人、モノ、サービスなどを提供する新会社を共…
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安倍政権が進める成長戦略「Society5.0」に潜むリスク
パソコン(PC)でネットサーフィンをしていると先月から度々、「あなたのPCはウイルスに侵されています。すぐこのアプリをインストールして駆除してください」との画面が突然出てくる。見ていた画面を遮断し、…
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トランプ大統領の要求で恩恵受ける “牛丼チェーン”に注目
26日(日本時間27日未明)に日米首脳会談が行われた。トランプ米大統領は、貿易赤字の抜本的な削減を目指し、日本に農畜産物の市場開放など具体的な取り組みを求めるもようだ。 ただ、表向きの日本の…
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米中貿易戦争でも稼げる…投資のキーワードは「脱中国」
トランプ政権は17日(日本時間18日午前)、2000億ドル(約22兆円)規模の中国製品に対する追加関税を24日に発動すると発表した。新たに2670億ドル相当に対しても追加関税を課す用意があるとされ、…
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11月に中間選挙を控える “強いアメリカ”の株式に投資する
株式投資の「強気」尺度たる東証1部の1日当たり出来高は、年初の20億株台をピークに減少している。9月に入ってからは12億株前後に減少、市場実態を反映する東証株価指数(TOPIX)も年初から上値が下が…