経済ニュースの核心
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訪日客激増で好機到来 海外に「和食文化」売り込む狙いは
テレビ中継されるラグビーの試合は高視聴率で、友人までにわか解説者となっているが、株式市場ではラグビー関連銘柄には無反応と、マスコミバブルとは真逆だ。ラグビーワールドカップや、10月、11月と続く皇室…
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財政出動の恩恵が大「土木工事」と「建機レンタル」に注目
先週、台風19号が東海・関東・東北を縦断した。台風一過の日曜日に普段散歩している利根川の堤防(土手)に登ると、川幅が平時の約3倍、80メートルほどに広がっていた。いまにも土手から水があふれ出しそうに…
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軍事パレードの威力絶大「米中貿易戦争」の勝者は中国か
10月1日、中国建国70年、国慶節の軍事パレードは壮観だった。規模、スケールの大きさは当然だが、核弾頭を10発搭載し迎撃困難な大陸間弾道ミサイルや空母キラーミサイル、さらにはイージス・アショアでも迎…
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米中貿易戦争激化か 電鉄やガス「安心安全」内需株に注目
米国が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP11)が2018年12月に発効、政府は実質国内総生産(GDP)を約1・49%増加させるとした。19年2月発効の日本・欧州連合(EU)の経済連携協定(日EU・…
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経済の先行指標は「米中貿易戦争の緩和」を示しているが…
10月1日、日本取引所グループは公開買い付けを経て、東京商品取引所(主要株主は豊商事、日本ユニコム、みずほキャピタルなど)を子会社化した。近年は商品取引参加者の減少で、東京商品取引所は慢性的な赤字体…
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月5万?人生100年時代「老後の不足額」本当はナンボなのか
先週、ホームセンターから会員に向けたハガキが届き、「消費税増税前にまとめ買い」とあった。近くのスーパーに行けば店内アナウンスは「増税前に買い物」を連呼している。さらにキャッシュレス化が加速するが、高…
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キャッシュレス化の波に乗るなら流通系カード株に勝機あり
証券会社にとって9月は3連休が2回もあり営業日数が少ない。個人、法人営業は低迷続き。中間決算を前にして、自己売買部門が利益を稼ぐために動いていよう。 証券会社は9月中間決算を控えて、株価上昇…
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IT時代の今こそ日本企業の「研究開発力」が再評価される時
欧米機関投資家が運用方針の目安とするOECD景気先行指数は「100」を下回り続け、先行きの景気減速を示唆している。市場関係者が「株価形成を歪める」などと批判することの多い日銀の執拗な株価下支え策(イ…
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米中貿易戦争激化の余波で…日本がアメ車を買わされる日
米国の第10代大統領ジョン・タイラーは、1845年にテキサス(元メキシコ領)を併合、第11代大統領ジェームズ・K・ポークはメキシコからカリフォルニアなど6州を割譲、第17代大統領アンドリュー・ジョン…
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日韓関係悪化で9月相場閑散 「市場の夏休み」は終わらない
8月のお盆が明けても、閑散相場が続いている。 株価指数は日銀のインデックスETFの買い付けがなければ、大きく下落していただろう。「夏は閑散」と割り切れればいいが、野村証券が大規模な支店閉鎖を…
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猛暑も米中貿易摩擦も…市場キーワードは「クールダウン」
米国は8月1日に対中制裁関税第4弾を発表、同5日には中国を為替操作国に認定した。第4弾は9月1日から発動するが、スマホ、ゲーム、衣料品、おもちゃなど一部品目(1560億ドル相当)は、クリスマス商品の…
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貿易戦争エスカレートで…中国は米国債を売却できるのか
米国は8月5日、唐突に中国を為替操作国に認定した。人民元が対ドルで著しく下落したことを受けて、中国が追加関税の影響回避に為替を操作し人民元安に誘導したと「証拠」なく批判した。その真偽はともかく米中貿…
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超株安を招いたトランプの「おまえはクビだ!」経済制裁
先週後半、NYダウが暴落し、その余波で日経平均株価も日銀のETF買い出動にもかかわらず暴落した。トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)に対して、執拗に大幅利下げを要請したが、FRBは小幅な利…
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東京五輪起爆剤 家電量販店にテレワーク特需がやって来る
東京五輪は20年7月24日に開幕し8月9日まで、パラリンピックは8月25日~9月6日に開催される。まさに猛暑、台風シーズンのど真ん中である。 政府は1000万人とも皮算用する海外からの旅行者…
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ライバルはAI 新時代に生き残る“プロサラリーマン”の条件
一般的に大企業に勤めるサラリーマンの生涯年収(勤続43年)の中央値は2億円程度(大卒2.4億円、高卒1.9億円)とみられている。これが日本的経営の「終身雇用・年功序列」のモデル年収だろう。 …
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市場は7.21参議院選挙後の円高警戒…「休むも相場」か
平日、昼下がりの和食レストランで読書をしていると、隣のテーブルのご婦人たちの会話が耳に入った。 「ねえ今度の選挙、またAさんを応援してね」「Aさんて立憲民主党、それとも国民民主党」「なんだか野…
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EVの充電器や5G基地で一気に高まる「電柱」の存在感
英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは、日本の電力小売市場に参入し、販売を始めた。環境にやさしい排ガスのない電気自動車(EV)が普及すれば、ガソリン需要は減少する。石油会社の経営も岐路に差しかかり、EVに電…
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若者はスマホバンキング キャッシュレス進み銀行ATMが消滅
日本橋兜町を散策していて、メガバンクのATM店舗閉鎖の案内を見かけた。以前は、有人店舗の閉鎖が目立ったが、ついに無人ATM店舗でさえ閉鎖である。対照的にベッドタウンの駅前の大型有人店舗は、月末営業日…
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消費増税で住宅需要は減少傾向…景気の落ち込みは要警戒
このところテレビの昼のワイドショーでは年金不安をあおっている。平日にテレビを見ているのは年金生活者や専業主婦であり、視聴率が取れるからだろう。実情を探りに私も先週、近所の年金相談センターに行くと、受…
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ゼロ金利継続で“投資は美徳” 安定配当の花王やKDDIに注目
先日、麗沢大学・広池千九郎記念館の「皇位継承」をテーマにした「天皇御即位 奉祝記念特別展」(主催:モラロジー研究所、宮内庁・神社本庁などの協力)に出かけた。京都御所紫宸殿で行われた1687年の東山天…