遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々
女優の遠野なぎこさん(45)と見られる女性の遺体が東京都豊島区の自宅マンションで3日見つかり、警視庁による身元確認が続く中、遠野さんの置かれていた窮状も明らかになってきた。
NHK朝ドラ「すずらん」(1999年)のヒロインや、バラエティー番組での歯に衣着せぬトークで知られた遠野さんは昨年9月からレギュラー番組がゼロになっていた。収入は自らのSNSによるものしかなく、1カ月に100回を超える投稿をしていたが、それでも生活費にも事欠いていたという。
「大手事務所から退社後、業務提携を結んでいた会社との関係も1月に解消していた。もともとバラエティーは大手芸能プロ系の制作会社が制作を請け負うので、完全フリーランスはお呼びがかかりにくいのですが、彼女の場合、『訳あり』の『病み系』として、さらに遠ざけられていったのだと思います」(芸能関係者)
唯一の頼みの綱となったSNSに連絡先やメアドを公開し、仕事を求めていたが、2月にはこう訴えた。
《皆さんへ、お願いがあります。昼夜問わず、お仕事関係者以外の方々からお電話やメールが届く日々に正直かなり困惑しております。かかってきたお電話、留守番電話、メール内容、全て私が聞く事も読ませて頂く事もないのです。どうか、ご理解下さい》