経済ニュースの核心
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中核にいるのは中国企業 世界を牽引するゲーム業界の凄まじい熱気
国際情勢が戦争や気候変動、新型コロナウイルスなどで混沌としていてもゲーム業界は元気だ。通勤電車では多くの老若男女がスマホでゲームをしていて驚く。 世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2…
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三菱地所が参入するテーマパークはきれい事では成り立たない…“お公家集団”にできるのか
「『武士の商法』ならぬ『公家の商法』といった結末に終わるのでは」──不動産業界筋からはこんな揶揄も漏れてくる。 三菱地所が大型テーマパーク事業に参入する。2015年に米軍から返還された横浜市の…
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旧三井銀行出身者が37年ぶり全銀協会長に トヨタ転出後に出戻る“異例キャリア”の背景
全国銀行協会は14日の理事会で、来年4月からの次期会長に福留朗裕氏(60、三井住友銀行頭取)を充てる人事を決定した。全銀協会長は三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが輪番で務めることになってい…
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日経平均の強気相場は「腕力相場」…悪材料は無視、ベテラン投資家らは“理解不能”とも
この前の3連休に予定されていた地元自治体主催の「なかよしサロン」や茶話会などが急きょ、中止された。各地で学級閉鎖も起きている。新型コロナウイルス感染者数が増加しているからだ。 東京都医師会の…
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景気動向の指標「工作機械受注額」の前年割れをどう読み解くか
景気は果たしていいのか、悪いのかそれとも「適温」なのか──。何とも悩ましい展開が続く。 「3~6カ月先の設備投資や景気の動向を占う」(経済産業省幹部)とされる工作機械受注額の前年割れが止まらな…
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50年住宅ローンの落とし穴…半世紀後のことなど誰もわからない
地銀やネット銀行を中心に返済期間が50年におよぶスーパー長期の住宅ローンの取り扱いが相次いでいる。「8月に広島銀行が取り扱いを開始したほか、北九州市の福岡ひびき信用金庫や住信SBIネット銀行も発売し…
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経済指標から読み解く“まだら景気”と「節約・倹約」の秋…伸びぬ家計の消費、業績回復の業界も
総務省が公表(9月5日)した7月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比マイナス5.0%だった。消費支出の前年比減は5カ月連続で、2021年2月(6.5%減)以来の下落率だった。…
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都心最後の一等地「築地」再開発の公募締め切り…本命は三井不動産連合か
都心に残る最後の一等地──などともいわれる東京・築地市場跡地(中央区)。その再開発事業が動き出す。都は8月末にプロジェクトを担う事業者の公募を締め切り。小池百合子都知事によると「複数のグループから提…
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千葉銀行の公式SNSが停止してやっぱり…違和感ある会長辞任と頭取の留任
「千葉銀行の公式ツイッター(現エックス)が6月から更新されていないことが業界で噂になっていました。内部で何か特別なことが起こっているのではないかと心配していたのですが……」 こう話すのはある地…
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9月は防災月間、「生活設計」は予期せぬ修繕の出費も考慮する
今年は関東大震災から100年。テレビでは防災を呼びかける特集番組も多い。1923年9月1日に発生した関東大地震はマグニチュード7.9と推定され、全壊・全焼・流出家屋は約29万戸に上り、電気、水道、道…
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山形・きらやか銀行に3度目の公的資金注入180億円 借金を借金で返す自転車操業状態
公的資金中毒──金融関係者の間ではこんな皮肉も飛び交う。覚醒剤と同様、一度手を染めればやめられなくなり、罪悪感も希薄化するといったところか。 地銀グループ、じもとホールディングス(HD)傘下…
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慶応の“美白王子”愛用で「ニベア」バカ売れ! それでも花王の業績は曇り空?
夏の全国高校野球選手権大会で107年ぶりに優勝した慶応高校ナイン。丸刈りが定番の高校野球にあって、長髪の慶応高校ナインはイケメン揃いと話題を集めたが、なかでも丸田湊斗選手は「美白王子」「慶応のプリン…
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処理水問題はロシアに朗報? 中国「BRICS大家族化」の狙い
東京電力が海洋放出を開始した福島第1原発の処理水を巡り、中国は批判を強めている。同国は処理水を「核汚染水」と主張、日本産水産物の輸入全面禁止に踏み切った。 香港とマカオも日本産食品の輸入規制…
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タムロン社長が経費不正使用の疑いで辞任 女性と同伴出張の“タレ込み”で発覚
「男冥利に尽きる」などと言えばいささか語弊があろうか。会社の出張に愛人とおぼしき女性を同伴させ、この女性が関与する飲食店で連日のように豪遊。おまけに経費は会社に付け回す。 自身が所有する会社の…
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山田養蜂場“パパ活”専務逮捕で経営に大打撃…グループ企業向け貸し付けが今後の課題
健康食品会社「山田養蜂場」(岡山県鏡野町)の山田英生社長の次男で、専務取締役の山田満生容疑者(33)が10日、東京都迷惑防止条例違反と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで警視庁生活安全特別…
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恒大集団が米国で破産申請、拡大する中国リスク…ジャクソンホール会議に注目
中国恒大集団は8月17日、米国で破産を申請。中国では不動産不況が深刻化し、経営再建は見通せないという。 香港メディアは18日、専門家の見方として、恒大が連邦破産法15条の適用を申請した理由は…
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オープンハウスが“奇策”繰り出し買収へ…三栄建築設計は暴力団との関係は拭えたのか
「無謀」というべきか、はたまた「英断」か──。戸建て住宅大手のオープンハウスが、東京都公安委員会から暴力団排除条例に基づく勧告を受けた同業の三栄建築設計に買収を仕掛けるという“奇策”に打って出た。 …
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コベナンツ開示に揺れる銀行 貸し手を守るはずがもろ刃の剣に…融資先企業は戦々恐々
企業が銀行から融資を受ける際に、条件として設定されるコベナンツ(財務制限条項)の開示を巡り、金融界が揺れている。 発端は、6月末に金融庁から「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の改正(案)…
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インバウンド完全復活も…訪日客の激増は「物価高止まり」の要因になる?
知人が副会長を務める都内の某自治会は、8月5、6日に夏祭りを4年ぶりに開催した。神輿の担ぎ手募集に多くの人が集まり、地元企業や小売店、個人などの賛助金は100万円超となった。夏祭り当日は、多数の住民…
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「東芝」に対し上場廃止に向けたTOB開始…それでも尽きない再成長への懸念
「(2015年の不正会計発覚以来)8年間のトンネルを抜ける節目の日だ」。先週初めにオンライン形式で行われた記者会見。東芝の渡辺章博取締役会議長は、混乱の果てにたどり着いた株式非公開化への第一歩にこんな…