いま役立つ名手の技
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                         中村寅吉<23> パットは打ち終わるまで瞬きをしない「オイ、何で目をパチクリしながらパットしているんだよ。パットするとき瞬きしたら入らないよ」 30年以上も昔の話だが、ある試合のスタート前、パットの練習をしている若いプロをつかまえて、中村寅吉が… 
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                         中村寅吉<22> パットは左手で方向をリードするパットをするときの両手の役割について、中村寅吉は「左手の甲で方向を決めたら、右手のひらでボールを転がしてやる」と言った。 だからまず、左手甲をパターのフェースに合わせてスクエアにグリップする… 
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                         中村寅吉<21> ロングパットはフォローで距離感をつかむパットをするときは「バックスイングとフォロースルーは同じ大きさだ」と教えるプロがいる。パットは振り子の要領だからボールを中心に左右の振り幅は同じ、つまり振り幅は左右対称だというのだ。 パター… 
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                         中村寅吉<20>グリップエンドを支点に振り子ストロークパットは振り子の要領だとよくいわれる。 ロングパター(長尺)やベリーパター(中尺)を使うプロが世界的に増えたのは、胸元やお腹にグリップエンドを固定(アンカーリング)しておいて、振り子と同じよ… 
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                         中村寅吉<19>上げるアプローチ 短くても体をひねり振り抜く「短いアプローチは体を使う必要がないので、手で打とうとしている人が多いと思う。しかし、20、30ヤードの手で放ってやっても届くような距離でも、体のひねりで振らないといけないんだ」 ウエッジで球… 
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                         中村寅吉<18> バンカーでは左向きのスタンスに沿って振るバンカーショットをするとき、中村寅吉はよくピンを抜かせた。1957年のカナダカップ(霞ケ関CC・東コース)で勝ったとき、10番パー3の深いアリソンバンカーからピンを抜かせて直接カップに放り込んでサム… 
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                         中村寅吉<17>SWはゆっくり振ってヘッドの重みを利用するバンカーショットは別名エクスプロージョンショットともいわれている。 エクスプロージョンは爆発という意味。バンカーショットをするとかなり砂が舞い上がるので、いかにも砂が爆発しているように見える… 
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                         中村寅吉<16>バンカーショットの距離はアプローチの2倍バンカーショットが好きだという人は一般アマチュアにはあまりいないと思う。しかし、バンカーからただ出すだけなら難しくないと思っている人もたまにはいる。 その違いはどこからきているのだろうと思っ… 
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                         中村寅吉<15>バンカーショット ヘッドはギリギリの場所へ「バンカーショットはボールの3センチぐらい手前を打つのがよい」といわれている。しかしバンカーショットが苦手な一般アマチュアは7、8センチも手前をダフるので、なかなか一発で出ないでいる人が多い。 … 
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                         中村寅吉<14>ダウンブロー エッジはボールの赤道より下に「アイアンはダウンブロー」といって、インパクトで芝が取れなければ一人前ではないと思われている。 しかし、一般アマチュアはボールの手前の芝を取ってダフっていることにあまり気がつかないでいる人が多… 
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                         中村寅吉<13> テークバック 頭動いても右腰は構えた位置バックスイングで体(肩)が回っているかどうか、自分では分かりにくいものだ。体を回しているつもりでも左肩が落ちているだけの人が非常に多い。 中村寅吉はよくティーペッグを口にくわえてスイングして… 
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                         中村寅吉<12>クラブを振りぬく時は胸を張るボールを遠くに投げるときは、右利きの人なら左足を上げて上体を後ろに動かしてバックスイングする。そして振り下ろすときは左足を踏み込みながら腰を入れ、胸を張って腕を振り抜いてやる。 ドライバーシ… 
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                         中村寅吉<11>芝を刈るように腰はゆっくり押し込むアイアンがうまく当たらない人には、ラウンド中でも中村寅吉はよくラフの草をアイアンで刈らせた。アマチュアだけでなく、アイアンで草刈りをさせられたプロは多いはずだ。 そして、アマチュアには「ドラ… 
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                         中村寅吉<10>インパクトで一気に息吐くとパワーが出せる「阿吽の呼吸」という言葉がある。吐く息(阿)と吸う息(吽)を合わせること。相撲の立ち合いで呼吸を合わせることも「阿吽の呼吸」だといわれている。 中村寅吉は普段から、腹で深く呼吸することを心掛け… 
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                         中村寅吉<9>バックスイングはへそを45度右足のほうに向けるバックスイングで腰が横(右)に動いて肩が回っていない人が一般アマチュアには多い。 自分では回しているつもりでも左肩が落ちて右腰が横に動いているだけ。体がまったく回っていないことに、気がつかな… 
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                         中村寅吉<8>正しいアドレスはグリップエンドがへそを指すトップスイングの位置を気にしながら打っている人が多い。 「どこに上げたらいいのか分からない」と言う人は多いと思う。 バックスイングに迷っている人がいると、昔、中村寅吉を取材したときに言… 
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                         中村寅吉<7>インパクトはグリップエンドがへその前「へそで打て」と中村寅吉はよく言った。 体の中の要の部分にあるのが腰であり、腰の中心にあるのがへそである。 アドレスしたとき、へそはもちろん正面を向いている。そうすることによって腰も肩… 
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                         中村寅吉<6>トップからの切り返しは瞬間左手を強く握る「ボールを遠くへ飛ばしてやろうと思ったら、必ず左手でリードしてから右手を使う」 これはプロなら誰でもやっていることだと、中村寅吉がよく言っていたのを思い出す。 バックスイングするときは… 
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                         中村寅吉<5>飛ばしはインパクトで右腰を押し込む「腰の使い方ひとつで飛距離は大きく違ってくる」と、中村寅吉は若い弟子たちにもよく言っていた。 では腰はどういうふうに使ったらボールは飛ぶのか? というと、「腰を水平に回すだけではボールをはじく… 
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                         中村寅吉<4>ダウンスイングは薪を真っ二つに割る要領「体を横にひねって手をかなりインサイドに引いてくる。そのままバックスイングしたら相当フラットなトップスイングになるので、ダウンスイングに切り返すときのタイミングが少しでも早いとフックして左にミスする。… 

 
                             
                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
        