カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選4連勝
快進撃が止まらない。
カーリングのミラノ・コルティナ五輪世界最終予選(カナダ・ケロワナ)は日本時間9日、世界ランキング5位で女子日本代表のフォルティウスが同12位のトルコに10ー0で快勝。1次リーグ負けなしの5連勝で、五輪出場の残り2枠を決める上位3チームによるプレーオフ進出を決めた。
前日の豪州戦直前には、ベテランのサード小野寺佳歩(34)が腰痛を訴え、本来セカンドの小谷優奈(27)がサード、若手の小林未奈(23)がセカンドで急きょ出場。チーム全員でアクシデントを乗り越えて7-5で競り勝った。続くチェコ戦はコンシード(ギブアップ勝ち)で退けるなど、1次リーグは圧倒的な強さを発揮し続けた。
今年9月の日本代表決定戦で、2018年平昌(銅)、22年北京(銀)の五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレを下して世界最終予選進出を決めたフォルティウスの快進撃は、そのライバルのおかげでもある。
近年の国際大会では、ロコ・ソラーレが日本代表に名を連ねる機会が多く、五輪、世界選手権(16、23年)の他、米大陸とアジア太平洋地区の大会であるパンコンチネンタルカップ(22、23年)も含めて計5大会に出場。計4個のメダルを獲得している。


















