著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

公開日: 更新日:

「いかにも慶応っぽくて、塾員(慶応大卒業生)の間ではすごく評判がいいんです」と証言するのは慶応同窓会の中央組織「連合三田会」の役員の一人。誰のことを語っているのかといえば、先日EXILEパフォーマーの活動を終了すると発表した慶応OBの岩田剛典(36)についてである。今後は三代目J SOUL BROTHERS、俳優、ソロアーティストの活動に注力するという。

「EXILEといわれても僕ら70代以上になると、よくわからないんだが、朝の連ドラに出てからは、慶応の仲間みんなが注目するようになった」(同役員)

 昨年度前期の朝の連ドラ「虎に翼」に出演。「育ちの良さがにじみ出ていて、好感が持てた。さすが我が慶応」との声が塾員の間で広がった。慶応には企業経営者の家に生まれた御曹司が少なくない。岩田もその一人。父・達七は高級靴メーカー「マドラス」(本社・名古屋)のオーナー社長。創業104年の老舗である。やはり慶応出身だ。

 岩田は物心がつく頃から、母に慶応に行きなさいと繰り返し言われてきたという。将来はマドラスの社長を継いでほしいとの思いがあったのだろう。「慶応の人脈網は他校では絶対に真似できないほど強固。特にオーナー経営者にとっては非常にメリットが大きい」と前出の連合三田会役員は話す。

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