『ディグ・イット』名曲の直前に入っているせいで“しょうがなく”聴かされる
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アルバム『レット・イット・ビー』(1970年5月8日発売)⑤
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■『アイ・ミー・マイン』
録音は1970年の1月3日(と4月1日)。アルバムの中はもちろん、ビートルズが解散前に、最後に取りかかった曲である(ただしジョンはもういない)。最後にこれかよ、と思うファンも多いだろう。
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ジョージによる3拍子の曲。しかし途中(試聴リンク再生時間「0:37」から)がらっと4拍子のブルース調になるのが、面白いというか、無理やりというか。
それでも全体が何とも単調で、尺は2分台なのだが、3~4分の曲に聴こえてしまうのは私だけか。中身が詰まっているというわけではなく、単調で退屈に感じる結果として、だ。
なお「私、私に、私の」というタイトル、歌詞の内容は、我の強いポールの悪口を歌ったものだと説明されてきた。多分そうなんだろうなぁ。
あと、4月1日とは、フィル・スペクターの手によって、この『アイ・ミー・マイン』含めたアルバム数曲にオーケストラとコーラスが加えられた日。その結果、この曲にもグループサウンズ(GS)臭がトッピングされたように感じる。GS好きの私だが、これはあまり褒めてはいない。
あと、タイトルから志村けんを思い出す人は、私と同世代のはず。
■『ディグ・イット』
この曲を一言でいえば、「アルバムの中の『レット・イット・ビー』を聴こうとレコードに針を落とすと、その直前に入っているせいで、しょうがなく聴かされる曲」。
そんなことをいうと「ディグ・イット・ファン」に怒られるか。でも少ないだろう、そんな人。
即興のセッションによる曲。長く聴かせるのも申し訳ないと思ったのか、尺は1分に満たず、フェードイン、フェードアウトする。
高校時代に聴いたときは、歌詞の「FBI、CIA、BBC、BBキング、ドリス・デイ」をよく知らなかったが、のちに理解する。残された「マット・バスビー」だけは、今の今まで知らなかった。検索したら有名なサッカーの人なんですね。
■『フォー・ユー・ブルー』
ジョージ作のブルース。
「『ゲット・バック』の直前に入っているせいで、しょうがなく聴かされる曲」というと、こちらは、ちょっと可哀想か。
何ということのない曲だが、聴きようによっては、特にリンゴのドラムスに「ビートルズ円熟のグルーヴ」を感じることが出来る。
始終鳴っているキュイイーンという音は、ジョンの弾くラップスティールギターという膝の上に置いて弾く楽器のもの。
と小品を片付けて、さぁ、いよいよ残り3曲。
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