『アイル・ゲット・ユー』は「ゲッチュ」と「イエイ」を日本に鳴り響かせた最初期の曲
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アルバム『パスト・マスターズvol.1』(1988年3月7日発売)⑧
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■『サンキュー・ガール』
『パスト・マスターズvol.1』もいよいよあと4曲。ということは、本連載の「初期ビートルズ編」も今日でおしまい。長かったような短かったような。
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『サンキュー・ガール』は『フロム・ミー・トゥ・ユー』のシングルB面。「私からあなたに」「少女よありがとう」って、どんだけファン思いやねん。
何ということはない曲だが、エンディングで炸裂するリンゴのドラムソロに注目。ほとんどソロを取ることのないリンゴなので、これは極めて珍しい。リズムが「走っている」(速くなっている)のもご愛嬌。リンゴ、ソロを叩いてくれてサンキュー。
■『アイル・ゲット・ユー』
こちらはシングル『シー・ラヴズ・ユー』のB面。「ゲット・ユー=ゲッチュ」という発音を日本に鳴り響かせた最初期の曲だろう。
リリースは63年。SMAP『青いイナズマ』の33年前、ゲッチュ。ダンディ坂野(私と同い年)の生まれる4年前、ゲッツ!
この曲も何ということはないが、歌い出しが「♪オー・イエイ・オー・イエイ」。A面では「♪シー・ラヴズ・ユー・イエイ・イエイ・イエイ」。つまり日本に「イエイ」を鳴り響かせた最初期のシングルだったことになる。オー・イエイ。
■『抱きしめたい(ドイツ語版)』
■『シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語版)』
アマチュア時代、西ドイツのハンブルクで活動していたビートルズが、第2の故郷でヒットさせるために『抱きしめたい』『シー・ラヴズ・ユー』をドイツ語で歌ったシングル。慣れない言葉で歌ったことが奏功して、ドイツで1位に輝いた。
第2外国語でドイツ語を履修していたものの、発音など分からないので、AIに聞いてみたら、ジョンとポールの発音は、割と流暢とのこと。
演奏には違いがあって『抱きしめたい』は英語版のカラオケを流用だが、『シー・ラヴズ・ユー』は新録。
ちなみにビートルズが英語以外で歌う曲は、この2曲だけ。日本語でも歌ってほしかったな。解散後ソロになったジョンのアルバム=『マインド・ゲームス』(73年)には「あいす(み)ません」という曲があるのだが。
というわけで、本連載、長かったような短かったような「初期ビートルズ編」も終了。大成功した4人が、いよいよロックンロールからアートの世界に足を踏み入れる「中期編」に足を踏み入れましょう。
あっ、靴は「ゴム底」でお願いします。
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