明治vs森永乳業 「おいしい牛乳」を売る会社の社員待遇は

明治HDと森永乳業（Ｃ）日刊ゲンダイ

　現在放映中のＮＨＫ朝ドラ「なつぞら」は十勝の酪農家でたくましく育った女性が主人公です。

　今回の損得は乳業で有名な「明治ＨＤ」と「森永乳業」の社員待遇を比較してみます。

　明治ＨＤは２００９年に明治乳業（１９１７年創業）と明治製菓（１９１６年創業）が経営統合し、持ち株会社として設立されました。「Ｒ―１」「ＬＧ２１」「ブルガリアヨーグルト」などの乳酸菌食品、牛乳は「明治おいしい牛乳」の名で売られています。

　対する森永乳業も１９１７年に創業。「ビヒダス」「アロエ」「ラクトフェリン」などのヨーグルトがあり、牛乳は「森永のおいしい牛乳」で知られます。

　２０１８年３月期の連結売上高は明治が１兆２４０８億円、森永乳業が５９２０億円。経常利益は９５８億円と２２３億円でした。有価証券報告書によると、社員の平均年収は明治が９６７万円、森永が７４１万円となっています。明治はホールディングス社員の平均のため高くなる傾向があり、実際に明治乳業時代の社員平均年収は６４６万円でした。