物価高直撃で「町のお医者さん」がピンチ…無床診療所の68%が減益、足りない診療報酬に青息吐息
「30年ぶりに3%台という高い改定率」──。今年6月に改定された診療報酬を巡り、高市首相は国会でそう胸を張ってきたが、医療機関の経営危機は深刻化している。とりわけ診療所、いわゆる「町のお医者さん」が大ピンチだ。
今回の改定によって、診療報酬本体は3.09%引き上げられた。
しかし、「病院の経営状況が悪化する一方で、診療所は高い利益率を維持していることは明白」(財政制度分科会委員)という考えの下、診療所への手当てはないがしろにされた背景がある。結果、不十分な改定にとどまっているのが実態だ。
全国保険医団体連合会が22日公表した「医科2026年度診療報酬改定に関するアンケート」(9月7日~10月30日実施)の中間結果によれば、入院ベッドのない「無床診療所」の68%で、診療報酬改定後の今年8月の経常収支が前年同月比マイナスだった。減益は有床診療所で62%、病床100床未満の小規模病院でも52%に上った。
今回の改定では、物価高に対応するための「物価対応料」が新設され、賃上げ手当ての「ベースアップ評価料」が引き上げられたものの、医療機関は相変わらず青息吐息。アンケートの自由記述には、〈人件費や、材料費、業務委託費が上がり、経営は悪化する一方〉〈賃上げや物価高騰をカバーできない〉〈何をしてもムダ、閉院しかない〉などの悲痛な声が並んだ。
■関連記事
■関連キーワード
-
注目の人 直撃インタビュー 相次ぐ情報漏洩…サイバー攻撃は誰が何の目的でやっているのか? セキュリティーの専門家に聞いた
-
ウイスキー初心者へ おいしい一杯に出合う方法教えます「Bar Tenderly」の宮崎オーナー「最初から氷と合わせるともったいない」
-
世界一の店も取材 ブルワリーで飲んで食べる東西4軒 「MacKenDy」(神奈川・辻堂)年間王者は200リットル級 飲んべえが集うブルーパブ
-
100歳まで元気! 先達100人の証言 森功至さん81歳「いまさら禁酒・禁煙して、1年長く生きたとしてどうなのよ、でしょ?」
-
もぎたて海外仰天ニュース 4×4×4のキューブを9秒806で! ルービックキューブを超高速で解くロボットをNZの大学生が開発


















