インフルエンザ流行中なのに…ワクチンを10月に打つと春まで持たない? 専門医が解説
例年より早く、インフルエンザの流行が拡大している。厚労省によると、今年は8月17~23日の全国の定点医療機関当たりの患者報告数が1.11人となり、前年から流行が続いた2023年を除くと、1999年の感染症法施行以降、09年に次ぐ2番目の早さで流行入りした。気になるのがワクチン接種のタイミングだ。すでに接種した人や10月中に接種予定の人は、来春まで効果が持つのか? 2回接種する必要はあるのか?
厚労省によると、ワクチンの予防効果が期待できるのは接種約2週間後から5カ月程度。ただし、流行するウイルスの型によっても異なる。
浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫医師が言う。
「現在流行しているA型のH1がこのまま中心となり、冬の終わりごろにB型が流行するようであれば、ワクチンの効果は春まで持つと考えられます。ただし、年を越えてA型のH3が流行するようなことがあれば、効果は持ちません。ワクチンはH1には効果が優れていますが、H3には効果が低下します。かつ、高齢者ではH3に対するワクチンの効果は長続きしません」


















