著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(20)外地から引き揚げてきた職員が吉田茂に迫った

公開日: 更新日:
アリソン米大使との会談に向かう岡崎勝男外相(1954=昭和29=年1月11日、東京・品川の外相官邸)/(C)共同通信社

 通告が遅れた真珠湾奇襲攻撃。その理由は何だったのか。最初の真相究明の委員会は戦時下でもあり、海軍や外務省が真相究明に乗り出すほどの余裕がなかったことは、前回までに記述した通りである。いわば4つの対立点に目をつむり、それが放置された状態で真相究明には手をつけられなかった。当事者が… 

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