高額テラ銭を徴収して甲子園優勝校と準優勝校を予想 古典的な野球賭博が成り立った理由
府警は常習賭博の疑いで客25人からも任意で事情を聴いている。調べに対し、客らは「困りごとがあれば高林さんに助けてもらうために付き合いで申し込んだ」「少額なので大丈夫だと思った」「知り合い同士の賭博なので、見つからないと思っていた」などと説明しているという。一部の客は高林容疑者が「ヤクザもん」と知りながら、ばくちに参加していた。
別の事件の捜査で押収した高林容疑者のスマホを調べたところ、高校野球賭博が発覚した。
「胴元側はテラ銭として賭け金の半分を客から徴収していた。184万円なら半分の92万円が懐に入り、残りの金額を的中者が山分けすることになっていた。的中者が1人なら92万円を総取りですが、なかなか当てられる客はおらず、胴元側がおいしい思いをしていたようです。そもそも胴元が必ず儲かる仕組みになっていた」(前出の捜査事情通)
客とのやりとりこそLINEで行っていたものの、秘匿性の高い「シグナル」といった通信アプリは使わず、賭けそのものも古典的な方式だった。
胴元側と客はほぼ顔見知りで、予想がハズれたとしてもあくまで「賭け」であり、客も違法行為をしているという認識から、警察にタレ込む心配もなかったという。
ヤクザの「代紋」ではマトモに食えない時代になり、胴元側にとっては摘発されるリスクが低いうえ、金を集めやすく、コンスタントに収入が見込める「シノギ」だったのかもしれない。


















