工藤公康監督が口を酸っぱくした「選手にケガをさせるな」…トレーナー並みの知識と高い要求
「このプレーには、どこそこの筋肉を使う。そのためには、まず、こういった練習で鍛えること。この練習をおろそかにするとプレーへの影響はもちろん、ケガにもつながりかねない」など、理路整然と話していました。
人前でしゃべり慣れている上に、選手への伝え方もうまい。
そんな工藤監督が就任1年目から口を酸っぱくして言っていたのが、「とにかく選手にケガをさせるな」です。
「練習をしたらきちんと休みを取って、翌日、再び練習をこなせる体力を選手につけさせなさい。練習をさせすぎ、させなさすぎもダメ」という指示が僕らコーチにもありました。
これは永遠のテーマなんですよね。ケガをさせない範囲で鍛えることが、いかに難しいか。当たり前のようでも、指導者にとっては難題です。
だから僕も、ソフトバンクのコーチ時代は、かなり勉強をしました。トレーナーやトレーニングコーチとの連絡を密にして、常に選手の状態を把握しなければいけない。選手は、僕らコーチが状態を聞いても「大丈夫です」とか「全然いけます」としか言いませんが、トレーナーらには本当のことを話しますからね。


















