桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

公開日: 更新日:

「名将中村順司元監督が語る史上最強PL学園野球部の真実」(第7回=2014)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

 当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の人間関係や“事件”の雰囲気が、ありありと浮かび上がる。

 前回に引き続き、今回も「運命のドラフト」と語り継がれる桑田真澄氏の巨人入団の経緯について。橋本清氏(PL学園→巨人)が恩師・中村順司元監督を取材しながら自身の体験を懐古した「名将中村順司元監督が語る史上最強PL学園野球部の真実」(第7回=2014)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

「巨人からまさかの1位指名を受けた3日後、桑田は予定通り、早大を受験するために東京へ行った。向こうで、桑田を引率した当時の野球部長と一緒に、早大の監督と東京六大学野球連盟事務局長だった長船さんと会うと聞いていた。そこで、桑田は大学野球界の実力者といわれた長船さんにこう念を押された。『桑田君、いいかね。受験したら、合格するんだよ。合格したら、早稲田に行くんだよ』と。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校