二極化・格差社会の真相
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マイナス思考よりプラス思考の恐ろしさ
政策の欠陥をあげつらうだけでは何も始まらない。批判したければ対案を出せ、対案を――。 近年とみに目立ってきた論法に一理もないとは思わない。けれども、たとえば「読売新聞」(7日付朝刊)社説のよ…
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大マスコミが「民間税調」を報じない理由
「民間税制調査会」の2回目の研究会が先週22日、青山学院大学で開かれた。〈主権者としての国民の立場から〉の情報提供と提言で、〈公平・公正な税制の実現を目指したい〉(設立宣言から)とうたう試みだが、2月…
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始末に負えないのは“選ばれし者”の勘違い
現代の日本社会における“曽野綾子”的なるものを、もう少し考えたい。 かの“アパルトヘイト擁護発言”でにわかに注目された彼女が、あの戦争を〈「おもしろい経験」でした〉とも回顧している事実がある…
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曽野綾子騒動をせめてキッカケにしよう
“アパルトヘイト擁護発言”の作家・曽野綾子さん(83)が、激しい攻撃にさらされ続けている。「差別ではなく区別だ」との弁明はいかにも苦しい。かねて他人を見下しきった彼女の言辞を批判してきた筆者には「わが…
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「戦後以来の大改革」で語られなかったホンネ
「戦後以来の大改革」を、と安倍晋三首相は力説した。2月12日の施政方針演説。だから、「ひるむことなく、改革を進めなければならない」と。 ――その割には具体的な政策の新味がないよね。 政…
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テロリストへの口実の大安売りだった安倍政権
何よりも後藤健二さんと湯川遥菜さんのご冥福をお祈り申し上げたい。その上での話だが――。 日本の政府の何もかもを責める気はない。アンマンからの中継で見た中山泰秀・外務副大臣の憔悴した表情も本物…
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紅白の坂本冬美に感じた胸騒ぎが現実に
♪あっぱれ あっぱれ 幸はふ国よ~ と、大晦日の紅白歌合戦で坂本冬美が歌った時から、胸騒ぎはしていた。新年は旧年にもまして自己礼賛に明け暮れる日本になるのだろうな、と。 「日本が戦って…
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「普通の国」とは米国の相似形ということだ
安倍晋三首相は8月15日の終戦記念日に、戦後70年目の「談話」を発表するという。早くもそのための世論誘導が始まったと思わせたのが、新年3日目の読売新聞だ。 「日本は『普通の国』になれるということだ…
