語り部の経営者たち
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農業生産法人 ナガホリ永堀吉彦社長<4>コマツナ乾麺を輸出
ナガホリは埼玉県上尾市で、エダマメやホウレンソウ、コマツナなどの野菜を生産する農業生産法人だ。 多品種生産を推し進める一方で、新たな挑戦も始めた。 2011年に6次産業化法が制定され…
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農業生産法人 ナガホリ永堀吉彦社長<3>耕作放棄地を農地へ
26年前、永堀はコマツナの大量生産を目指し、上尾近辺に点在する耕作放棄地に着目した。 といっても長年放置していたために、「ちょっと荒れた畑」というレベルではない。雑木林や竹林に姿を変えてしま…
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農業生産法人ナガホリ 永堀吉彦社長<2>将来性のある農家に
永堀は農業高校卒業後、トマト農家を営む実家の仕事を始めた。数年後に家業を継ぐと、このままでは鳴かず飛ばずではないかと思うようになった。 トマトの産地である栃木県のトマトが、農協の厳しい選果基…
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農業生産法人ナガホリ 永堀吉彦社長<1>野菜生産の担い手は定年退職者
ナガホリは首都圏のベッドタウンである埼玉県上尾市で、エダマメやホウレンソウ、コマツナなどの野菜を生産する農業生産法人だ。 本社に到着すると、「年齢経験不問 自然の中で働きませんか」という募集…
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アクアバンク 竹原タカシ社長<4>水素水の注意喚起を逆手に
電子たばこのような小型の水素ガス吸引具「ケンコス」を開発した、アクアバンク。社長の竹原タカシ氏はケンコスを開発する前、水道水を注ぐだけで水素入りのおいしい水を作り出す、ウオーターサーバーを考案。その…
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アクアバンク 竹原タカシ社長<3>携帯電話販売で月収1億円
電子たばこのような小型の水素ガス吸引具「ケンコス」を開発したアクアバンク。社長の竹原タカシ氏は1995年、当時手がけていた花の通販事業が伸び悩んでいた。そんな時、1人の営業担当者が、会社を訪ねてきた…
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アクアバンク 竹原タカシ社長<2>有名実業家の盟友と出会う
水素水に“マユツバ”なイメージが広がる中、「ならば水素をその場で作ってすぐ吸えばよい」と、コンパクトな水素ガス吸引具「ケンコス」を開発したアクアバンク。社長の竹原タカシ氏は3浪1留の末、阪大を卒業後…
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アクアバンク 竹原タカシ社長<1>水素ガス吸引具が大ヒット
国民生活センターが、水素が検出されない商品があると注意喚起するなど、イメージがあまりよろしくない水素水。「ならば水に添加せず、作ってすぐ吸えばいいではないか」とアクアバンクは、コンパクトな水素ガス吸…
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eスポーツコミュニケーションズ 筧誠一郎代表<4>いずれ五輪種目に
日本でも着実に知名度が上がっているeスポーツ。小中高校生を対象とした「将来なりたい職業アンケート」では、なんとユーチューバーに続き、eスポーツ選手が第2位となっている。 企業も、eスポーツの…
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eスポーツコミュニケーションズ 筧誠一郎代表<3>「7年間、まったく手応えなし」
「eスポーツコミュニケーションズ」代表の筧誠一郎は2010年、電通を辞め、eスポーツ事業に専念することを決断した。49歳のときだ。 当時、eスポーツの大会は、ほとんど東京で行われ、選手も東京だ…
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eスポーツコミュニケーションズ 筧誠一郎代表<2>電通マン時代「ゲームばかり…」と声がかかる
日本でも競技人口が急速に増えているeスポーツ。eスポーツのコンサルティングやプロデュース事業を展開する「eスポーツコミュニケーションズ」代表の筧誠一郎は成城大学を卒業後、1983年、電通に入社した。…
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eスポーツコミュニケーションズ 筧誠一郎代表<1>ゲームに熱中するオタクだった
新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言で、不要不急の“外出自粛”が求められ、ストレスがたまっている人も多いはず。巣ごもりの間、人気を集めたのが、ネット上で行われる対戦ゲーム「eスポーツ(エレクトロニ…
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アビー 大和田哲男社長<8>CASが備蓄や安定供給の味方に
新型コロナウイルスの影響で、余剰食材をつくらないために、生鮮食品を仕入れられないでいる飲食店は少なくない。 「でも、CASを利用すれば、仕入れた食材が3年経っても5年経っても品質劣化しませんし…
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アビー 大和田哲男社長<7>CASを障害者雇用の促進に生かす
20年前のある日、和歌山県にある障害者作業所「コスモス作業所」の山崎貞子理事長がアビーを訪れた。 テレビ番組で冷凍による品質劣化を防ぐことのできる機械「CAS」のことを知り、ぜひ購入したいと…
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アビー 大和田哲男社長<6>CASの技術を町おこしの切り札に
島根県の隠岐諸島にある海士町は、沖合約60キロに浮かぶ島にある小さな町だ。決してアクセスがよいとは言えない町なのだが、2014年に行われた安倍晋三首相の所信表明演説では地域創生の成功例として取り上げ…
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アビー 大和田哲男社長<5>「CASはインチキ」とバッシング
大和田はその後も試行錯誤を重ねて、1998年、ついに現在の主力製品である「CAS」の商品化に成功する。 フリージングレインという北米特有の気候現象をヒントに、氷点下でも氷結晶にならない技術を…
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アビー 大和田哲男社長<4>世界初生クリーム冷凍技術を開発
アビーは、冷凍による品質劣化を防ぐことができる世界初の冷凍技術「CAS」を擁する機械メーカーだ。 大和田はその前にも、世界初の技術を開発している。 1975年、従来の冷凍機では品質劣…
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アビー 大和田哲男社長<3>取引先に自ら頼み冷凍技術を学ぶ
アビーは、冷凍による品質劣化を防ぐことのできる画期的な技術「CAS」で知られる機械メーカーだ。 大和田は20代前半、父の会社である製菓・製パン機械メーカー「大和田製作所」で働いていた。食材の…
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アビー 大和田哲男社長<2>「誰も食材を学ぼうとしない」
アビーは、冷凍による氷結晶化を防ぎ、細胞膜が破壊されない「CAS」という画期的な冷凍技術を開発した機械メーカーだ。 大和田は19歳の時、山小屋経営を夢見ていたものの、父に大反対された。 …
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アビー 大和田哲男社長<1>フォーブス誌で「Mr.フリーズ」
千葉県流山市に、画期的な冷凍技術を擁している企業がある。 冷凍のリスクは、氷結晶ができることにより食材の細胞膜を破壊して、解凍するとドリップ現象(うま味や栄養成分が流れ出ること)を起こしてし…