広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件
燃え盛る火に油どころか、ガソリンを注いでいるのだから炎上は収まりそうもない。
19日、広島県高野連が「令和7年度秋季広島県高等学校野球大会における誹謗中傷等への対応について」との見出しで声明文を発表した。
「近年、スポーツ競技大会において、大会関係者に対する誹謗中傷や差別的な言動などが、特にSNS上で拡散される事案が確認されるようになっています。こうした行為は、大会関係者の名誉や尊厳、人権を傷つけ、心身に深刻な影響を生じさせるものであり、決して看過できません」
とし、「こうした行為があった場合、法的措置を含めて毅然とした対応をとってまいります」と意思表明を行った。
現在行われている夏の甲子園では、試合そのものより、広島県代表の広陵の不祥事が話題になっている。今年1月に部内で集団暴行に遭った部員の保護者がネットで告発したことを皮切りに、過去の被害者やその保護者たちも次々に告発。広陵はもちろん、暴行を知りながら広陵を夏の大会に出場させた高野連などにも非難の矛先が向いている。
広陵は初戦突破後の10日、以降の出場を辞退したものの、その際の会見では被害部員への謝罪などは一切なく、「我々は誹謗中傷の被害者」と言わんばかりの態度で火に油。今回の広島県高野連の声明も炎上に拍車をかけている。
もちろん、誹謗中傷は看過できないし、学校側が主張する「学校への爆破予告」などは言語道断。行き過ぎた書き込みに厳格に対処するのは当然とはいえ、「学校や高野連が初動で失敗した」という意見は少なくない。
《集団暴行する犯罪者は見て見ぬふり SNSの批判には法的措置 こんな対応してるから誹謗中傷が生まれるのでは?》
というツイートは、20日18時点で閲覧数335万、「いいね」が4.3万件もついた。
なにせ、今年1月に寮内の規則を破った加害部員に対し、高野連が3月に下した判断は「対外試合1カ月禁止」のみ。公式戦がない期間とあって、何のペナルティにもなっていない。「見て見ぬふり」も同然だ。
さらに声明文の「スポーツマンシップに則って真剣勝負を繰り広げる、かけがえのない舞台です。誹謗中傷や差別的な言動などは、くれぐれも慎んでいただきますようお願い申し上げます」という箇所には、やはりXで《集団暴行のどこがフェアでスポーツマンシップなの?》と、ツッコまれている。
かねてから広陵の対応を問題視してきた広島市議の椋木太一氏も同様に
《相変わらずの「SNSたたき」 高野連が今すべきことは、暴力事案の解明に向けた動きであり(中略)今後、こうした「被害者ポジション」「他責思考」から抜け出せなければ、暴力事案の一掃などできない》
と、Xでつづっている。