巻頭特集
-
安倍元首相暗殺の謎 卑劣な蛮行の背景と混迷政局の今後 (下)
9日の選挙戦最終日。自民党は「暴力に屈しないとの断固たる決意の下、選挙活動は予定通り進める」(茂木幹事長)として遊説を実施。全国の自民候補の街頭演説では安倍の“功績”や“無念”が訴えられている。 …
-
安倍元首相暗殺の謎 卑劣な蛮行の背景と混迷政局の今後(中)
白昼の銃撃事件は防げなかったのか。安倍は近鉄大和西大寺駅前のロータリーで演説中に銃撃された。背後の歩道にいた山上がロータリーに入り、安倍の至近距離に近づき、2発、発砲した。 要人の背後を狙う…
-
安倍元首相暗殺の謎 卑劣な蛮行の背景と混迷政局の今後(上)
白昼堂々と行われた許しがたい言論弾圧テロは、この国の時計の針を巻き戻してしまうのか。 参院選(10日投開票)が最終盤に入った8日、奈良市内で遊説中だった安倍元首相が凶弾に倒れた。享年67。マ…
-
大新聞の選挙予測は当たるのか 物価高に“怒り広がる”日銀調査
参院選の投開票まで残り2日。岸田首相は急激に再拡大する新型コロナ対策そっちのけ。各選挙区を駆けずり回って、行く先々で「国民の皆さんが、物価高騰の中で生活に苦しんでいる、そして未来に不安を抱いている。…
-
参院選が下馬評通りに与党安泰なら 野党トップは全員交代
参院選の投開票日(10日)まで残り3日となった。与野党は、メディアや調査会社が行った各選挙区の候補者の優劣について情勢分析。全国32ある「1人区」を中心に激戦となっている選挙区を「重点区」と位置づけ…
-
選挙前に正体露呈 チンピラみたいな議員ばかりの自民党
何でも先送りの岸田自民は選挙も“安全運転”で乗り切るつもりだったのだろうが、参院選終盤になって自民党議員が暴言を連発。すっかり馬脚を現してきた。 山際経済再生相が3日の応援演説で「野党の人か…
-
【参院選】あるのか、最後の大逆転 “庶民の敵”政権に強まる逆風
節電ポイントのプログラムに72%が「参加するつもりはない」──。 JNNの世論調査(2、3日実施)の結果に、官邸はひっくり返っているんじゃないか。逼迫する電力需給のシワ寄せを家庭に押し付けん…
-
サハリン2がいい例だ 誰もが疑い始めた岸田首相の能力
「万全の体制で国民の皆さんの暮らしを守る」 参院選の自民党候補の応援のため、岸田首相が全国行脚だ。ドイツでのG7や、スペインでのNATOの首脳会議から帰国後の1日は沖縄、2日は福井、京都、大阪…
-
猛暑に電気代、食費も…岸田政権で庶民は二重苦三重苦
参院選も後半戦。投開票日まで1週間となった。 国政選挙の中盤に異例の欧州外遊に出かけていた岸田首相も、さっそく遊説に復帰。帰国翌日の1日は沖縄県に飛び、米軍普天間飛行場がある宜野湾市の商業施…
-
戦犯は暴言幹事長 自壊が続く自民党はどんどん票を減らしている
自民党の圧勝だとみられていた「7.10参院選」。序盤の朝日新聞の情勢調査でも、自民党は現有の「改選55議席」から「66議席」に大きく議席を伸ばすと予測されていた。 ところが選挙戦の後半に突入…
-
何をNATOまでノコノコと 岸田首相の恐るべき勘違い
政権交代につながることはないとはいえ、青天井の円安物価高が争点となっている参院選(7月10日投開票)をほっぽり出し、異例の外遊に出ている岸田首相は世界の首脳と連日肩を並べて得意満面だ。ドイツ南部エル…
-
庶民はナメられっ放しでいいのか 茂木幹事長の放言には鉄槌を
「そうだ、そうだ!」。27日、札幌市内で行われた共産党の志位和夫委員長の街頭演説の最中、有権者から一段と大きな拍手と声援が飛ぶ場面があった。志位が26日に放送されたNHK「日曜討論」に出演した自民党の…
-
物価高にも食料危機にも打つ手なし G7の“空しい結束”
「選挙は大事だが、国益のために会議に参加する意味は大変大きい」 「ロシアによるウクライナ侵攻への対応、物価高対策を含む世界経済、そしてインド太平洋などの地域情勢といった課題について率直に議論を行…
-
改憲も外交も 岸田政権「絵に描いたような」戦争への道
公示後、最初の週末を終えた参院選(7月10日投開票)は、自公与党が優位な戦いを展開している。序盤情勢は与党が改選過半数(63議席)に達し、非改選も含めた定数の過半数(125議席)を上回る勢い。自民党…
-
“自民党の鬼門”は消費税減税 やらない理由は嘘ばかり
予想通りだとはいえ、愕然とした有権者も多いのではないか。22日に公示された「7.10参院選」は、自民党の圧勝ムードではじまっている。 朝日新聞の調査(22~23日)によると、自民党は現有の「…
-
自民優勢らしいが止まらない物価高 投票日まで票を減らす
岸田首相は今回の参院選を完全にナメ切っている。選挙期間中に自民候補の応援そっちのけで、26日から30日まで「軍拡」外遊三昧ときたもんだ。 26日からドイツで開催されるG7サミットに続き、29…
-
与野党激論という大メディアの茶番劇 今やマトモな野党はひと握り
「新型コロナウイルスとの闘い、ウクライナ情勢への対応、物価高。時代を画する大きな課題をどの政党に託すのかが問われる」(自民党総裁の岸田首相) 「今必要なのは与党に物を申せる緊張感のある国会だ。論…
-
翼賛国会になれば万事休す “戦争する国”か否かも重大な争点
庶民の暮らしをむしばむ「黒田円安」「岸田インフレ」を退治するのか。大企業をはじめとする資本家だけが潤う新自由主義の跋扈を甘受し続けるのか。国民生活の行方を左右する参院選が22日、公示。18日間の選挙…
-
円も株もメタメタだ “岸田暴落”どう落とし前をつけるのか
岸田首相が言う「新しい資本主義」とは、政治は何もしないことなのか。日本経済も金融も時代の波に翻弄され危機的状況なのに、アホみたいに傍観しているだけで、今や円も株もメタメタだ。 20日の日経平…
-
円安放置で軍拡外遊 こんな岸田自民党が勝ったら世も末だ
「黒田円安」「岸田インフレ」に苦しむ庶民の生活実感とは、かけ離れた政策決定だ。物価高を助長する円安が進む中、日銀は17日の政策決定会合で異次元レベルの大規模金融緩和策の維持を決めた。かたくなに緩和を続…