巻頭特集
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長期の理由は国民洗脳 安倍政権の“桂太郎超え”2887日<上>
安倍首相の通算在職日数が20日で2887日となり、戦前の桂太郎を抜いて、106年ぶりに歴代最長記録を塗り替えた。 2006年9月からの第1次政権は約1年でブン投げ、再起不能だったはずの安倍が…
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NHK“厳格”対応の笑止 沢尻エリカ大河収録、流せばいい
麻薬取締法違反の疑いで逮捕された沢尻エリカ(33)をめぐり、世間は喧々囂々だ。 沢尻は来年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)役で出演。すでに十数話分を収録…
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「日米貿易」も「桜の会」も 今さら騒ぐ大マスコミの大罪
やはり、とてつもない「不平等協定」だった。 朝日新聞が17日、朝刊1面トップで「日米貿易協定 日本不利な可能性」と報じたのだ。 9月25日に最終合意した日米貿易協定では、日本から米国…
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誰が見ても違反じゃないか 動かない捜査当局の腐敗堕落
公金を使った買収という見方も出ている「桜を見る会」について、説明から逃げ回っている安倍首相が15日夕方、突然、官邸で記者団の質問に応じた。それだけ焦っているという証左でもある。来年の開催中止で「臭い…
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逃げても逃げてもバレる嘘 「桜を見る会」疑惑底なし
兵庫県神戸市で14日、安倍首相が写ったポスターをナイフで切りつけたとして無職の男(80)が現行犯逮捕された。男は容疑を認め、「『桜を見る会』は税金の無駄遣いだと思った。いたずら心でやった」と供述した…
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底なし疑惑「桜を見る会」 もはや通じない“中止で幕引き”
やはり急所だったのか。公金私物化疑惑が噴出する首相主催の「桜を見る会」の来年開催が中止された。規模縮小の方針が一転、電光石火の早業である。菅官房長官は13日の会見で「招待基準の明確化やプロセスの透明…
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「権力私物化」タガ外れた 白昼堂々「花見買収」の世も末
森友・加計学園問題以上の大スキャンダルに発展する可能性が出てきた。安倍首相が主催し、毎年春に都内の新宿御苑で開かれている「桜を見る会」をめぐる“花見買収”問題のことだ。 立憲、国民、共産、社…
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大臣はシレッと責任転嫁 怪しい政治家に蹂躙される文科省
周りはぐらぐらしているのに、そこだけ静止画のように動かない。 11日発表されたメディア各社の世論調査で、安倍政権の支持率に変化はなかった。NHKの調査では前回調査比0・1ポイント減の47%、…
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「天皇陛下万歳」が覆い隠した時代の閉塞と政治の退廃
〈パレードに邪魔な一台ついて来る〉 朝日新聞(9日付朝刊)の「朝日川柳」にこんな一句が寄せられていた。天皇の即位を祝う10日の「祝賀御列の儀」に加わった安倍首相への当てこすりなのだろう。風刺が…
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表現は「弾圧との戦い」の歴史 求められる覚悟としたたか
8日の昼すぎ、東京・文化庁の前にアーティストらが集まり、「文化を殺すな」などのメッセージを掲げていた。言うまでもなく、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金不交付を文化庁が決めたことに対する抗…
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バブルか、誰が買っているのか 怪しい株高の今後を検証
足元の景況感はメタメタなのに、株価は絶好調だ。7日の日経平均株価は3日続伸。終値は前日比26円50銭高の2万3330円32銭だった。5日に2万3000円の大台を回復して以降、連日で年初来高値を更新。…
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延期以前に問題山積 おぞましい「安倍内閣の教育再生」
公選法違反疑惑で重要閣僚2人を事実上更迭し、辞任ドミノに揺れる安倍政権がジワジワ追い詰められている。6日の衆院予算委員会の集中審議に安倍首相も出席。大学入学共通テストの英語民間試験を巡る「身の丈」発…
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“辞任ドミノ”口先謝罪の安倍首相 マトモな任命一度もなし
1週間で2閣僚が辞任という異常事態を受け、6日は衆院で、8日には参院で予算委員会が開かれることになった。安倍首相が出席しての集中審議だ。 菅原一秀前経産相、河井克行前法相が疑惑について国会で…
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次は3Tか小泉か 安倍“醜聞”内閣がたどる空中分解の運命
今週の国会は野党の見せ場だ。政治とカネをめぐる疑惑で菅原経産相に続き、河井法相がドミノ辞任。萩生田文科相の「身の丈」発言で問題山積が露呈した大学入学共通テストでの英語民間試験の実施延期問題もある。腐…
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なりふり構わぬ朝令暮改 世紀の破廉恥政権“錯乱”と“迷走”
決して「君子は豹変す」ではない。方針などあてにならない政権の単なる「朝令暮改」。いや、まだ何ひとつ改まってさえいないのだ。 萩生田文科相が1日、大学入学共通テストに導入される英語民間試験の来…
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“破廉恥大臣”続出の安倍内閣 トンズラの早さに国民は唖然
こういう時の逃げ足だけは素早い。 地元有権者に金品を配った買収疑惑で辞任に追い込まれた菅原一秀前経産相に続き、10月31日は河井克行法相が辞任した。同日発売の「週刊文春」で「政治とカネ」の疑…
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閣僚の舌禍は失言ではない 驕る安倍政権の正体そのもの
教育の経済格差を容認する発言で大炎上している萩生田文科相が、ジリジリと追い詰められている。 大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験を巡る受験機会の不公平問題について、「身の丈に合わせ…
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ただじゃ済まない萩生田発言 安倍政権を倒すのは受験生
発言を撤回すれば「なかったこと」になると思っているのか。 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験には批判が根強い。経済状況や住む地域によって受験機会に不公平が生じ…
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問われる「開催の意義」“空前の錯乱”東京五輪が晒したもの
2020年東京五輪のマラソンと競歩の札幌開催計画が、30日から都内で開かれるIOC(国際オリンピック委員会)調整委員会で協議される。もっとも札幌案が撤回されることはなさそうだ。東京都の小池百合子知事…
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「任命責任」はいつも口だけ 国民を舐めている安倍首相
「任命責任は私にあり、こうした事態になったことを国民に深くおわび申し上げる」――。 神妙な顔つきで、お決まりのセリフを口にする安倍首相。いつものパターンだ。 有権者に金品を配った公選法…