巻頭特集
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科学的知見があるのか コロナを弄ぶ政治家に怯える国民
「そこに愛はあるのかい?」――。27年前のヒットドラマの主人公の決めゼリフではないが、「そこに科学的知見はあるのか」と突っ込みたくなる人も多いだろう。それほど新型コロナ対策のデタラメは目に余る。 …
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中止はあり得ないのか 世界が呆れる安倍政権の“五輪命”
当たり前の判断だろう。安倍首相が23日、IOC(国際オリンピック委員会)が今夏の東京五輪の開催延期を決めた場合には受け入れる意向を表明した。 首相が延期を容認する姿勢を示したのは初めて。新型…
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財務局員遺書黙殺とは 検察庁に再びペンキが投げられる日
このまま幕引きでいいはずがない。 首相夫人が関与する森友学園への国有地払い下げをめぐって公文書が改ざんされた事件が、再び世間の耳目を集めている。 上からの指示で、意に反する公文書改ざ…
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“コロナ救済”金持ちにも? 一律バラマキよりも消費税減税
金額が日に日に吊り上がっていく。政府・与党は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う新たな緊急経済対策に着手。事業規模は、昨年の台風被害などに対応するために実施した約26兆円を上回り、30兆円超との見方が…
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下手すりゃ次の犠牲者が 鉄面皮首相に問われる一分の良心
学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざんに関与した後、自殺した近畿財務局職員赤木俊夫氏(当時54)の遺族の弁護団が18日、改ざんは当時同省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官の指示…
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国民は辟易「呪われた五輪」に翻弄されてきた日本の損得
7月24日の開会式まで間もなく4カ月。本来ならメディアは今頃、東京五輪フィーバーに染まっていたはずだ。ところが、新型コロナウイルスが世界的流行局面に入り、開催の雲行きは怪しくなる一方である。 …
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まだやる気? 透けて見える“コロナ勝利五輪”の政治的野望
安倍内閣の支持率が上昇している。週末14、15日に行われた朝日新聞の世論調査では支持が41%(前回39%)、不支持が38%(同40%)で、毎日新聞では支持43%(同41%)、不支持38%(同37%)…
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中央銀に打つ手なし コロナウイルスが資本主義を破壊する
日銀は16日の金融政策決定会合で、約3年半ぶりに追加金融緩和を決定した。 ETF(上場投資信託)の買い入れの年間上限額を6兆円から倍増させて約12兆円とするほか、Jリート(不動産投資信託)の…
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リストラ加速へ 異次元に突入“新型コロナ”地獄の今後<下>
14日の会見冒頭、安倍の“原稿朗読会”はこんなセリフで始まった。 「この国家的な危機に際し、政治的立場の違いを超えて国民への責任を果たしていくべきである。その思いを共有していただき、速やかな国…
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リストラ加速へ 異次元に突入“新型コロナ”地獄の今後<中>
安倍は14日の会見で、「機動的に必要かつ十分な経済財政政策を間髪入れずに講じる」と言ったが、具体的な中身は曖昧なままだった。 政府は今月末に来年度予算が成立した後、補正予算の編成に入り、4月…
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リストラ加速へ 異次元に突入“新型コロナ”地獄の今後<上>
WHO(世界保健機関)がパンデミック認定した新型コロナウイルスをめぐり、安倍首相は14日、先月29日以来の会見を開いたが、全国民に広がる不安と謎はますます深まったのではないか。 「皆さんの活気…
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能天気な安倍政権と与党 直ちに減税、徳政令、現金給付を
「コロナショック」による世界的な株安連鎖に歯止めがかからない。 13日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて暴落し、日経平均株価は前日に比べて一時1800円超の大幅な下…
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今や世界が理性を失っている 思い知らされる人間の愚かさ
今後、この言葉が世界中を独り歩きしていくのだろう。「パンデミック(世界的大流行)と表現できるとの判断に至った」――。新型コロナウイルスについて、WHO(世界保健機関)がついにそう表明した。 …
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経済対策は小出し、私権制限は一気 正体透ける安倍政権
政府の後手後手が球児の夢も奪った。日本高野連は11日、第92回選抜高校野球大会の開催中止を決定。センバツが中止になるのは初めてだ。 安倍政権が初動から失策を続けてきたせいで、新型コロナウイル…
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コロナで社会が壊れていく 罹患より社会的制裁が怖い
世界中に広がる新型コロナウイルスの感染者増に加え、9日の米ダウ工業株30種平均が過去最大の下げ幅となったことを受け、10日の東京株式市場は一時、取引時間中では2018年12月26日以来、約1年3カ月…
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10万円融資? アベクロに任せたら倒産・失業急増の地獄絵
衝撃的な数字だ。9日、内閣府が発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)の改定値は、年率換算でマイナス7・1%に落ち込んだ。速報値のマイナス6・3%から大幅な下方修正である。 「政…
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さながら「ペスト」社会崩壊を招く安倍首相という国難
「最初のうちの驚きは次第にパニックに変わっていった」 フランスのノーベル賞作家、カミュの「ペスト」の一節だ。1947年発表の名作が今、日本でバカ売れしている。伝染病で封鎖された街を舞台にした物…
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この政権には無理だ 恐るべき愚鈍と場当たりに国民は戦慄
錯乱しているとしか言いようがない。この政権に任せていたら、新型コロナウイルスの感染拡大を止めることは無理だ。 安倍首相が5日の政府対策本部会合で唐突にブチ上げた、中国、韓国からの入国者に2週…
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中小零細、飲食店はもう持たない 安倍政権で最悪事態
一体、何をモタモタしているのか。自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長は5日、国会内で会談し、新型コロナウイルス感染に対応する「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正案について、12日に…
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安倍首相が「緊急事態宣言」の怪しさ、危うさ
ある動画が中国のSNSで拡散されている。それは、3日の参院予算委員会。答弁する安倍首相が咳をして手で口元を押さえるシーンだ。安倍は答弁を続けるも再び咳が出て腕を使って口元を隠すと、後ろに座る高市総務…