巻頭特集
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最初から怪しい正体は割れていた メロン大臣起用の国民愚弄
もはや政府・与党内からも擁護の声はほとんど聞かれなかった。9月11日の内閣改造から、たった1カ月余り。菅原一秀経産相が25日、スピード辞任に追い込まれた。今週発売の「週刊文春」で、菅原の公設秘書が選…
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経済指標軒並み悪化なのに 株価高止まり“刹那のカラクリ”
好景気の兆しは何ひとつないのに、日経平均株価が年初来高値を連日塗り替えている。4営業日連続で更新し、24日は2万2750円60銭で引けた。相場が強い影響を受ける米国株式市場は、「米国第一主義」のトラ…
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「天皇万歳」の安倍首相 いよいよ鮮明な「明治への憧憬」
天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」、そして夜には賓客を招いての「饗宴の儀」が行われた22日は、朝から晩まで、テレビはこの話題一色だった。国を挙げての慶事に浮かれ、今なお台風の被害に苦しん…
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前例踏襲でも違和感 安倍首相の「天皇陛下万歳」
「ご即位を祝して、天皇陛下バンザーイ」――自ら揮毫した「萬歳旛」がはためく中、間延びした声で万歳三唱した安倍首相に、不気味さを感じた人も少なくないだろう。 22日午後1時すぎ、天皇が即位を国内…
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即位の礼・恩赦も官邸主導 天皇政治利用の悪政ゴマカシ
22日の午後1時から、天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が国事行為として行われる。海外からの賓客や各界の代表ら約2000人が参列する中、高御座に天皇が登壇して「お言葉」を述べる。その後、…
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パフォーマンスは一生懸命“災害多発”安倍首相の避難所視察
12都県にわたる広範囲で甚大な被害を出した台風19号を「特定非常災害」に指定することがきのう(18日)、閣議決定された。 被災によってさまざまな行政手続きが出来なくなった住民は特例措置で救済…
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無理やり招致の自業自得 東京五輪に国民はもうドッチラケ
9カ月後に迫った2020年東京五輪のマラソンと競歩のコースが突然、札幌へ変更されることになった。IOC(国際オリンピック委員会)が16日、前代未聞の方針を発表すると、関係者は右往左往し、衝撃が広がっ…
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NHKも経産相も仰天醜聞 災害報道にかき消される悪事
記録的な暴風雨をもたらした台風19号の爪痕が、日を追うごとに明らかになってきている。広い範囲で河川が氾濫し、国交省の資料によれば、浸水範囲は少なくとも2万3000ヘクタールを超える。東京ドーム500…
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撤回で済むのか 二階幹事長「まずまず」発言は自民の本音
台風19号の記録的な豪雨と暴風による被害が拡大していた13日21時。NHKは「東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1964年」なる番組を放送していた。その内容は災害頻発の今の世にも通じる歴代自民党政権…
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台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<3>
最強クラスの台風が発生した背景には10月という気候が影響しているとの説がある。ロシアから寒気が吹き込み、台風の湿った温かい空気とぶつかったため通常より大きな雨雲ができて北に伸び、北関東や東北に大雨を…
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台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<2>
「3万人を超す方が避難生活を続ける中、被災者へのきめ細やかな支援は急務だ」。14日、官邸で開かれた台風19号の被害に関する非常災害対策本部の会合で、安倍首相は各省庁横断の被災者生活支援チームの設置を表…
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台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<1>
8月の九州北部の大雨や、関東地方を襲った9月の台風15号をはるかにしのぐ記録的な豪雨と暴風で大惨事をもたらした台風19号。国交省や総務省消防庁によると、宮城や福島、長野など、少なくとも37の河川で5…
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三流政治に三流経営者 ワルに蝕まれる日本企業に世界冷笑
コンプライアンスもガバナンスもあったもんじゃない。 関西電力をめぐる「原発マネー」の還流問題は底なしだ。高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役から、少なくとも幹部20人が総額3・2億円もの金…
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予算委で露呈 想像を超えるオンポロ内閣、チンピラ答弁
臨時国会が始まり、与党が開催を拒否し続けてきた予算委員会も、半年ぶりにようやく開かれた。9月の内閣改造後、新閣僚にとっては本格デビューとなる初の予算委だが……。10日、11日に衆院で安倍首相と全閣僚…
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辞任で逃げ切り? 逮捕されない関電幹部に庶民の怒り
関西電力をめぐる原発マネー還流問題で、福井県高浜町元助役の森山栄治氏(3月に死去)から多額の金品を受け取っていた関電トップら7人がようやく引責辞任を決めた。問題発覚から2週間。この間、浮き彫りになっ…
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「桂太郎超え」の悪夢 正比例する政権長期化と国の劣化
この臨時国会中に安倍首相は在任期間で歴代最長を更新する。11月19日、桂太郎の2886日に並び、翌20日にはトップに躍り出る。首相周辺によれば、安倍はその日を「首を長くして心待ちにしている」らしい。…
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「景気悪化」承知で増税の疑念 安倍ペテン政権の大罪
それみたことかの経済指標の悪化だ。8月分の景気動向指数の基調判断について、内閣府は7日、「下げ止まり」から下方修正。たった4カ月で5段階で最も厳しい「悪化」に逆戻りだ。 景気動向指数は景気に…
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元助役の死にも疑念 「越後屋の小判」怪文書と謎解き<下>
「関西電力の隠蔽体質、資金還流は原発政策の根幹にかかわる大問題であります!」 7日の衆院本会議の代表質問で、原発マネー還流問題を追及した立憲民主の枝野。「政府主導で徹底的に調査すべきだ」とも訴…
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元助役の死にも疑念 「越後屋の小判」怪文書と謎解き<中>
被害者ヅラが鼻につく関電同様、正義漢ヅラに噴飯モノなのが経産省だ。原子力ムラの旗振り役のくせに、所管官庁として指導的立場を振りかざす。 9月26日夜に関電幹部の金品受領が報じられると、翌27…
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元助役の死にも疑念 「越後屋の小判」怪文書と謎解き<上>
関西電力の高浜原発を舞台にした原発マネーの還流問題は、永田町を巻き込む大スキャンダルに発展しそうな様相だ。キーマンとされる福井県高浜町元助役の森山栄治氏が鬼籍に入ったのをいいことに、関電は森山氏の“…