著者のコラム一覧
永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ジャパンはあまりに“ウブ”だった…判で押したようなモール攻撃でマオリ・オールブラックスに完敗

公開日: 更新日:

 29日に秩父宮ラグビー場で行われたリポビタンDチャレンジカップ2024第2戦は、対戦相手のマオリ・オールブラックスが正規の代表ではないため、日本も代表ではなく、それに準じるジャパンXV(フィフティーン)として臨んだ。前回22日の第1戦、17対52で敗れたイングランド戦に続く完敗。ラグビー取材歴30年以上のスポーツライター、永田洋光氏がリポートする。

   ◇  ◇  ◇ 

 正規代表でないとはいえ、マオリ・オールブラックスは、ニュージーランドの先住民族マオリ族の血を引くトップ選手で構成されたチーム。エディ・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)も「世界ランク10位以内に入るレベル」と、その実力を警戒していた。

 案の定、試合内容は先週のイングランド代表戦とほぼ同じ。

「超速ラグビー」に取り組むジャパンが試合開始から約10分間を支配し、立ち上がり早々にH0原田衛のトライで先取点を奪いながら、時間の経過とともに相手に対応されてミスを連発。ずるずると失点を重ねて、最終スコアは10対36、トライ数2対6の完敗だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑