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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

惨敗続きのラグビー日本代表は「ひどく厄介な事態」に陥っている…27年W杯へ向けジョーンズHCがすべきこととは?

公開日: 更新日:

 ラグビー日本代表が2024年最後のテストマッチを惨敗で終えた。敵地での24日のイングランド戦は14ー59の大敗。第二次エディー政権1年目の戦績はテストマッチ4勝7敗である。ベスト8以上との目標を掲げる2027年のW杯に向け、課題は山積。30年以上に渡って日本ラグビーを追う、スポーツライターの永田洋光氏がジャパンの現在地を分析する。

  ◇  ◇  ◇

 2015年以来、9年ぶりにジャパンの指揮を執ったエディ・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が提唱する「超速ラグビー」は、それなりにインパクトがあった。

 相手より速く動き、速く判断を下して、空いたスペースを攻める。

 それがコンセプトだが、6月22日のイングランド戦でお披露目されたときは、立ち上がり20分間のほとんどを攻め続けてインパクトを残した。

 しかし、有効に得点を重ねられず、イングランドに対応されると形成は逆転。17対52と大敗した。

「第二次エディ・ジャパン」最初のシーズンとなった今季もまた同様だった。

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