著者のコラム一覧
永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ラグビー新生日本代表 直近5試合「1勝4敗」で見えた5つの課題

公開日: 更新日:

 元イングランド、豪州監督のエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が復帰した新生ラグビー日本代表の船出は厳しいものになった。チャレンジカップ5試合の戦績は1勝4敗。「超速ラグビー」を旗印とするジョーンズHCは、次回2027年W杯での「ベスト4入り」を目標に掲げているが、実現可能なのか。ラグビー取材歴30年以上のベテランライターが5試合を通して見えた、スクラム、ラインアウト、超速ラグビー、ゲームコントロール、攻撃オプションの5つの課題を指摘する。

■欧州勢との“ガチンコ”勝負には完敗

 2015年のラグビーW杯イングランド大会以来9年ぶりに、ラグビー日本代表(世界ランク14位)の指揮を執ったエディ・ジョーンズHC。“第二次政権”のお披露目となったリポビタンDチャレンジカップ2024の5試合が、21日、イタリア(8位)に14対42と完敗して終わった。

 昨年のW杯フランス大会の代表から大きくメンバーを入れ替え、27年にオーストラリアで開催される次回W杯に向けた新戦力の発掘と「超速ラグビー」の徹底を目標にしたものの、通算成績は1勝4敗。代表同士のテストマッチは、6月22日のイングランド(5位=17対52)、13日のジョージア(12位=23対25)に続いての3連敗だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波