悪魔の成年後見制度
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生き地獄に落ちる…成年後見制度は“国家によるカツアゲ”
「司法の暗黒領域」――。ロッキード事件裁判の公判担当検事を務めた堀田力弁護士は、いまの成年後見制度をそう呼んでいる。 認知症高齢者や知的精神障害者保護の美名の下、国家(家庭裁判所)と後見人弁護…
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判断力あっても“管理”優先 嘘八百の鑑定書で精神科病院送り
「母は認知症とはいえ、お金の計算やひとりでの買い物もできます。その動画もあり、今年5月の母の再精神鑑定の時に、医師にそのことを告げました。ところが、医師は無視。“日常的に必要な買い物も自分でできず”な…
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市側が一方的に虐待と決めつけ…家族の同意なしに施設送り
山本静江さん(79=仮名)は、内科医に重度の認知症と誤診された。そして無理やり後見人をつけられ、施設に放り込まれる屈辱を受けた。 後見の申し立ては本人と4親等内の親族の他、市区町村長も行える…
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身内の前で…資産家の障害者を「ペットだ」とけなし笑う
前回まで弁護士や司法書士などの職業後見人によって認知症高齢者とその家族が食い物にされている実態を告発してきたが、成年後見制度の最大の被害者は、実は知的・精神障害者とその家族と言っていい。 「認…
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8年半も何もせず…それでも母から報酬360万円を奪い取る
「昨年暮れに母が亡くなるまでの8年半の間、後見人が母と会ったのは就任時の1回こっきり。母がケガをしても一度も様子を見に来ず、それでいて母から総額約360万円も報酬を取ったのです」 東京都に住む…
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時給36万円~72万円の報酬のため被後見人の転居を妨害
福島原発事故の被災者、山田千鶴子さん(享年92・仮名)は、娘の恵子さん(60代・同)との同居を強く望みながら今年3月、果たせずに亡くなった。千鶴子さんについた群馬県の後見人(O弁護士)が同県内の施設…
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転居願いを無視され終の棲家で暮らせず逝った原発避難の母
母親は自分が買った東京都内の家に一度も足を踏み入れることなく、昨年3月、病院で亡くなった。92歳だった。 娘の山田恵子さん(仮名=60代)は「母の成年後見人(弁護士)が転居を妨害したのが原因…