長谷川学
著者のコラム一覧
長谷川学ジャーナリスト

1956年、兵庫県生まれ。早大教育学部卒。週刊誌記者を経て独立。近著に「成年後見制度の闇」(飛鳥新社刊・宮内康二氏との共著)がある。

生き地獄に落ちる…成年後見制度は“国家によるカツアゲ”

公開日: 更新日:

「司法の暗黒領域」――。ロッキード事件裁判の公判担当検事を務めた堀田力弁護士は、いまの成年後見制度をそう呼んでいる。

 認知症高齢者や知的精神障害者保護の美名の下、国家(家庭裁判所)と後見人弁護士・司法書士、認知症の診断や鑑定をする医師ら社会的強者が、社会的弱者を合法的に食い物にし、人権を抑圧する。この現実は、まさに「暗黒」と呼ぶにふさわしい。

 この連載で私が言いたいことはただひとつ。

「絶対に成年後見制度を利用してはならない。利用すると生き地獄に落ちる」

 一般社団法人「後見の杜」の宮内康二代表は、「いまの成年後見制度の実態は“国家によるカツアゲ”です」と語る。宮内氏は東大の教員を退官後、後見被害の相談に乗っている。

「この制度をいったん利用すると、本人(認知症高齢者)が死ぬまでやめられず、後見人に延々と報酬を払わねばならない。後見人の7割以上を占める弁護士、司法書士ら職業後見人は、本人の通帳管理以外、実質何もしないのに、本人の乏しい年金などから毎年、数十万円の報酬を奪い取る。本人と家族が不満を述べても、家裁と職業後見人は“黙ってカネを払え”と突っぱね、相手にしない。国家(家裁)と職業後見人が結託して、認知症のお年寄りと障害者からカツアゲしているのです」(宮内氏)

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