良医が警告 やめてはいけないクスリ
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抗凝固剤「ワーファリン」は心原性脳梗塞を7割減らす
心筋梗塞や脳梗塞の予防のために使われるのが抗凝固剤の「ワーファリン」だ。血液をサラサラにする薬といわれていて、血液凝固因子の合成に関わるビタミンKの働きを抑えることで、血を固まりにくくして血栓ができ…
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痛風の薬をやめる危険 真に怖いのは脳心血管疾患と腎不全
「これがいちばんヤバイ 痛風の薬も本当は飲み続けてはいけない」 こんな週刊誌の見出しに惹きつけられた人は多いだろう。記事では、尿酸生成抑制剤(フェブリク、ザイロリック、ウリアデック、トピロリッ…
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精神安定剤や睡眠剤を急にやめると強い離脱症状が出る
ベンゾジアゼピン系の精神安定剤と睡眠剤は、1980年代から急速に使われるようになった薬だ。エチゾラム(商品名・デパス)やトリアゾラム(同・ハルシオン)はその代表で、特にエチゾラムは、非常にシャープな…
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高血圧の人が服用やめる条件 最少用量3カ月&血圧130未満
すぐに「薬をやめなさい」と言わんばかりの週刊誌の記事が話題だ。とくに血圧を下げる薬は「始めると死ぬまでやめられない」というイメージがある。驚いて当然だ。 実際、長く薬を飲み続けている患者は「…
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血糖硬化剤・インスリン注射 自己判断でやめて深刻事態に
Aさん(55)が2型糖尿病を指摘されたのは13年前。真夏、疲れがひどく、倒れて病院に運ばれ判明した。血糖値は600(㎎/dl)を超え、すぐに入院となった。 50代で亡くなった父親も重症の糖尿…
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「エリスロポエチン製剤」抜きに腎性貧血は治療できない
貧血というと、「鉄分不足」をイメージする人が多いが、腎機能が低下する慢性腎不全でも貧血が起きる。日本腎臓学会認定腎臓専門医・日本透析医学会認定専門医資格を持つ、「松尾内科クリニック」(東京・桜新町)…
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「スタチン」は副作用リスクより突然死を防ぐ利点が大きい
順天堂医院院長の天野篤教授(心臓血管外科)は、「心臓病を予防するために、中高年男性が最も重視してコントロールしなければならない危険因子はコレステロール」だという。 コレステロールは、増えすぎ…
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脳梗塞か、心肥大で心不全か 「降圧剤」中止はこんな危険
血圧を下げる薬、降圧剤を「飲んではいけない」と主張する医師は、その理由として「血圧が下がり過ぎると血管が詰まって脳梗塞になる」「生命力を下げ、うつ病のようになってしまう人もいる」などを挙げる。 …
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糖尿病薬をやめると症状が一気に悪化することも
「患者さんによって避けた方がいいクスリがあるのは事実です。しかし、それは一定の条件下にある少数の患者さんで、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。避けた方がいいクスリがあったとしても、それは…
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生活習慣改善しても「脂質異常症」治療薬を飲むべき場合
Aさんが脂質異常症を指摘されたのは52歳。脂質異常症がある人の多くは、ほかの生活習慣病も抱えているケースが多いが、Aさんも糖尿病と高血圧があった。ただし、いずれも数値が軽度の範囲。そこでAさんは「食…
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骨粗鬆症を恐れて服用を中止 食道がんになってしまった
このところ、週刊誌などで報じられた「飲んではいけない薬」についての話題が患者を混乱させている。よく分からないまま報道をうのみにしてまれな副作用を恐れ、勝手に薬をやめてしまうと、かえって深刻な健康被害…