ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ
「報告では健康面は100%の状態だったと聞いている。健康状態に疑問はない。あとは本人のパフォーマンス次第だ。我々は優勝争いの真っただ中にいるのだから、求められる基準は高い。5回を投げ切れたのは良かったが、3Aの打者相手なら結果が欲しい。メジャーで投げるには彼自身に強い危機感が必要だし、圧倒的な投球を見せる必要がある」
日本時間3日、3Aシュガーランド(アストロズ傘下)戦に登板した佐々木朗希(23)に対するロバーツ監督の評価は辛辣だった。
■右肩故障完治も一向に球速が上がらず
マイナー4度目の登板にして初めて5イニングを投げたものの、初回に2本の一発を食らうなど3安打4失点。ストレートは最速約155キロ、平均約152キロにとどまった。
すでに右肩インピンジメント症候群は完治。状態は100%にもかかわらず、最大の売りである160キロ超の球速が戻ってこない。マイナーリーガーを圧倒するどころか、本塁打までポンポン献上している現状が、指揮官にはもどかしいのだ。
なにしろ編成責任者であるフリードマン編成本部長自ら、ロッテ時代から徹底マークして獲得にこぎつけた右腕。同本部長は「世界最高の投手のひとりになると信じている」「将来はサイ・ヤング賞を獲得できる才能がある」と公言し、経験を積ませる意味で今年のプレーオフも投げさせようと考えていたほど。
球団や首脳陣の期待は間違いなく大きいのに、それに応えようという姿勢が本人から感じられないことがロバーツ監督の目には「危機感の欠如」と映っているに違いない。
「佐々木に何より欠けているのは危機感というか、正確に言えばチームのために身を粉にしても構わないという強い気持ちでしょう。ロッテ時代からそうでしたから」と、放送関係者がこう続ける。