ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

公開日: 更新日:

「我々には強制力がないので、無理やり引き留めることはできませんから」

 いかにも困惑した声音でこう話すのは、労組・日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長である。

 12球団で唯一、今季の契約を更改していないロッテ佐々木朗希(22)が、すでに選手会を脱退していることが発覚。森事務局長は本紙の取材にその事実を認めた上で、こう言うのである。

「昨年春のキャンプ前、本人から連絡がありました。選手会とはどういうもので、これまでこうしたことをやってきた……と説明しましたが、それでも『辞めたい』と。選手会から抜けるメリット? そこは本人が考えることで、私にはわかりません」

 そもそも、佐々木は昨年末に<ポスティングシステムによる今オフのメジャー挑戦を要望>とスポニチに報じられ、球界内外に大きな波紋を呼んだ。年が明け、ロッテの高坂俊介球団社長は「以前から話している通り、活躍した選手がメジャーに挑戦することについては、球団として後押ししたいという考え方は変わっていない」と一定の理解を示していたが、実際には両者の関係は泥沼状態だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち