ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

公開日: 更新日:

「我々には強制力がないので、無理やり引き留めることはできませんから」

 いかにも困惑した声音でこう話すのは、労組・日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長である。

 12球団で唯一、今季の契約を更改していないロッテ佐々木朗希(22)が、すでに選手会を脱退していることが発覚。森事務局長は本紙の取材にその事実を認めた上で、こう言うのである。

「昨年春のキャンプ前、本人から連絡がありました。選手会とはどういうもので、これまでこうしたことをやってきた……と説明しましたが、それでも『辞めたい』と。選手会から抜けるメリット? そこは本人が考えることで、私にはわかりません」

 そもそも、佐々木は昨年末に<ポスティングシステムによる今オフのメジャー挑戦を要望>とスポニチに報じられ、球界内外に大きな波紋を呼んだ。年が明け、ロッテの高坂俊介球団社長は「以前から話している通り、活躍した選手がメジャーに挑戦することについては、球団として後押ししたいという考え方は変わっていない」と一定の理解を示していたが、実際には両者の関係は泥沼状態だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手