ヤクルト村上宗隆の「ドジャース入り」を阻む大谷翔平と正三塁手マンシーの壁
まさに打ち出の小づちだ。
ヤクルトの村上宗隆(25)が昨4日の巨人戦で2ラン、満塁弾と2本塁打を放つ大活躍。7月29日の一軍復帰後は33試合で17本塁打と、驚異的なペースでアーチを量産している。
2022年に弱冠22歳で三冠王を達成、3度の本塁打王を獲得した日本屈指の長距離砲は今オフ、ポスティングによるメジャー移籍が決定的となっている。これを受けて米メディアも連日、村上の移籍先について報道。ヤンキースを本命視するメディアもあれば、8月中旬には「ブリーチャー・リポート」の番組内で、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者が「第1候補はマリナーズ、第2候補はドジャース、第3候補のメッツは、スターンズ編成本部長が神宮球場で村上の出場試合を視察した」などと指摘した。
国内メディアも負けてはいない。フジテレビは先月、スポーツ番組でメッツのスターンズ本部長ら編成幹部が神宮で村上を視察し、熱視線を送る様子を放送した。
「米球団のスカウトは通常、タンパリングを気にして、実際に交渉が解禁されるまでは個々の選手に関する発言は控えるもの。視察時に日本のメディアに撮影を許可すること自体、異例です。メッツが日本での認知度を高めたい思惑もあるにせよ、村上獲得への本気度がうかがえる」とは、米特派員の一人だ。