著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

中村玉緒は「パチンコと勝新太郎はやめられません」と豪快に宣言した

公開日: 更新日:

 中村玉緒さんと初めてお会い、いえ“遭遇”したのは、40年近く前のこと。私がまだ駆け出しの頃、毎日放送のトイレの前で出会った看護師(当時は看護婦)さんが笑顔で頭を下げ、挨拶されました。反射的に「おはようございます」と答えて顔を見返すと“看護服に身を包んだ中村玉緒さん”だったのです。「テレビ局に来るとホンマに女優さんと会うこともあるんや」と感激。男女のトイレに分かれて入り、出てくるのも同じタイミングだったので「失礼します」とお声掛けすると「お疲れさまです。失礼します~」と優しく上品な京都弁のイントネーションで答えて笑顔で去って行かれました。大女優なのに腰の低い玉緒さんといつか一緒に仕事ができる日が来るといいなと漠然と思ったものです。

 そして二十数年後、「トミーズのはらぺこ亭」(関西テレビ)にゲストで来ていただきました。楽屋で初めてお目にかかった日のことをお話しすると「いや~そんなことがありましたん!? ご縁どすな。うち(私)他のことはあきませんけど、挨拶だけはちゃんとしてますねん! 他のこともちゃんとせえちゅうねん! ガハハハッ」と豪快に笑われて本番へ。

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