ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も
三振は少なくなったけれども、安打も本塁打も減ったのが最近の大谷翔平(31=ドジャース)だ。
日本時間1日、本拠地ロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦は4打数1安打1得点1三振。一回、相手の先発右腕ファートから右前打を放つと、3番フリーマンの二塁打で先制のホームを踏んだ。その後は同地区のライバルの投手陣を相手に快音は響かなかった。
8月16日のパドレスとの首位攻防戦以降、1日までの計15試合は、53打数11安打、2本塁打、10三振。
ここまで134試合に出場して158三振。ロバーツ監督から「スイングが大き過ぎる」と再三、苦言を呈されたせいもあるのか、試合数を上回る三振数がここにきて減った。2ストライクと追い込まれてからは合わせにいく打撃が目立つものの、「追い込まれる前に打ちにいったときも、一時期と比べて明らかにスイングが鈍くなったように見えます」と、現地特派員のひとりがこう続ける。
「しっかりとらえたように見えた打球が、フェンス前で失速するケースがある。原因は疲労でしょう。今季11試合目の登板となった8月28日のレッズ戦では初めて5イニングを投げ切り、749日ぶりの勝利投手に。球数は今季最多の87球に達した。投手としてすでにリハビリの域を出て、通常の先発投手並みの負荷がかかっているわけで、回復にもそれなりの時間がかかる。首脳陣の配慮であえて翌日に試合がない日に登板させ、21日に投げた翌日のロッキーズ戦は完全休養にあてていたとはいえ、父親リスト以外で休んだのはその1日だけ。登板日は投打同時出場だし、疲労が蓄積するのは当然。ロバーツ監督がよく、『ショウヘイはとにかく寝ること』と言うのも、疲れがたまっていることを分かっているからですよ」