萩本欽一〈51〉「24時間テレビのマラソンで、片脚にだけ湿布を貼った。それにも理由があるの」
作家・増田俊也氏による連載、各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。待望の第2弾は、「視聴率100%男」として昭和のテレビ界を席巻したコメディアンの萩本欽一氏です。
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萩本「だから俺いつも医者の先生たちに『患者として非常に優れています』って驚かれるの」
増田「でしょうね」
萩本「整形外科でリハビリ担当の鎌野先生って人にお世話になったんだけど、そこでも面白いことがあったの」
増田「どんなことですか」
萩本「首のリハビリで行ってたのね。それで鎌野先生が俺の首を持って、こっちにこうやったり、こっちへ引っ張ったりするわけ。やられながら俺、『それいいかもしれない』『そこにポイントがあるかもしれないよ』と言うわけです。『もうちょっと引っ張って、よし、そこでひねり技スペシャル出せ、スペシャルを』なんて言ったら『こうですか。これダメですか?』『ダメだ』『これはどうですか?』『あ、来てる、来てる。それグーってもうひとひねりスペシャルを出せ、スペシャルを出せ!』って叫んだわけ。それで『ちょっと離してみて』ってポイって離してもらったら治ってた。ありがとうございますって。痛いのが取れちゃった」


















