牧野伊三夫 — 著者のコラム一覧

牧野伊三夫画家

１９６４年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」（幻冬舎）、「僕は、太陽をのむ」（港の人）ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

日雇い絵描きの愉しみ

自分の煙草を常連客に配り始めた男としぶしぶ「煙草交換」

公開日：2018/09/26 06:00　更新日：2018/09/26 06:00

（画・牧野伊三夫）

　家の近所に大将が１人でやっている小さなもつ焼き屋がある。そこから少し歩いたところの銭湯まで下駄をひっかけてひと風呂浴び、その店で小一時間飲んで帰るというのが、日々のささやかな楽しみである。焼酎２杯ともつ焼き４本と煮込み半丁。別々にもらった生の焼酎と炭酸を、コップに自分の好ましい…

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【連載】日雇い絵描きの愉しみ

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