山火事消火の元受刑者に消防士への道 米カリフォルニア州で出所後の就職を後押しする新法成立
米カリフォルニア州で、刑務所服役中に山火事の消火活動に当たった受刑者たちの、出所後の就職を後押しする新法が成立した。収監中の消防訓練を公式な資格として認め、カリフォルニア州森林保護防火局(カル・ファイア)の初級職で採用を優先するものだ。
この「元受刑者消防士認定・雇用プログラム」は9月27日、ニューサム州知事が署名して成立。来年7月から、刑務所内でカル・ファイアの消防訓練を修了した人に、訓練内容を反映した正式な認定証を交付する。2028年からは、必要な資格を満たした元受刑者がカル・ファイアの対象職に応募した際、優先的に採用される。
同州では、受刑者による消防隊が山火事の最前線で活動している。
州矯正更生局(CDCR)によると、9月28日時点で約2000人が消防訓練・活動施設に所属し、昨年、山火事などの州の緊急対応時間の45.5%を担ったのが受刑者の消防隊だったというから驚きだ。
写真は消防訓練を受ける受刑者たち。
ただ、消火活動の最前線で身につけた技能も、刑務所内で取得した資格や経験として扱われるため、出所後の就職につながりにくいケースがあった。新法はそんな状況を改めるものとして注目を集めている。


















