居酒屋の倒産件数が過去最多に…大手も「非アルコール」業態強化
東京商工リサーチによると、2026年1~9月における「居酒屋」の倒産件数(負債1000万円以上)は167件だった。前年同期比で約33%増え、1989年以降のデータで過去最多を記録したという。
年間の倒産件数は長期で増加傾向にあり、リーマン・ショック以降は100件を超えるようになった。過去最多は24年の185件。現状のペースが続けば、今期は200件を超え、24年を上回る見込みだ。
167件のうち、原因別では販売不振が約9割を占め、競争や値上げによる顧客離れが深刻化している。規模別では従業員数5人未満の小・零細業者が9割を占めるという(東京商工リサーチ)。
「実質無利子・無担保のゼロゼロ融資でコロナ禍を乗り越えた居酒屋も多かったが、支援が終了した23年以降は以前の客が戻らず、売り上げが低迷している。法人による宴会が減少し、個人客も物価高で控えるようになった。居酒屋業態の客数は19年比で2、3割少ない」(飲食業界関係者)
長期で続く「アルコール離れ」も要因だ。若年層だけでなく中高年以上でも飲酒の習慣率が低下した。国税庁によると、酒類の販売数量は96年にピーク(966万キロリットル)を迎え、24年は773万キロリットルになった。


















