著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(32)「国民主権を事実上侵害している」──自由党改憲案が見せた露骨な思惑

公開日: 更新日:
戒能通孝氏(1964=昭和39=年3月5日、自宅で)/(C)共同通信社

 この公聴会のやりとりの中で、時折野党側からも、「自由党の改正案」とか「改進党案」という語が出てくる。これについても説明しておくと、自由党憲法調査会(会長・岸信介)は改正の方向はこういう点にあるとの文書をまとめており(昭和29年11月5日)、その文書を指しているわけだ。それは、「… 

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