簗農相の「更迭」に手間取る理由…与野党のどこの誰が反対しているのか
簗和生農水大臣の辞任はもはや避けられまい。あからさまな利益誘導発言で有権者に投票を呼びかける一方、逆らう選挙区自治体には政府予算を大幅削減……そんな権力乱用・私物化が問われている政治家を公平中立が求められる大臣職にとどめ置く理由はどこにもない。
しかも、ここにきて予算カットの常態化が指摘されており、加えて文春砲が2024年10月と今年2月の2度にわたる衆院選で公職選挙法が禁じる有権者買収疑惑まで報じては万事休す。予算を大幅削減されて怒り心頭の那須烏山市議会は14日の臨時議会で簗大臣に対する抗議決議案を諮る構えだ。
いかに高市早苗首相が「襟を正して職責を全うしてほしい」と更迭を拒もうとも国民世論の辞任圧力は日ごと増すばかりだ。
「野党は当然ながら徹底追及の構えです。衆院はともかく、少数与党の参院ではキャスチングボートを握る国民民主党の動き次第では問責決議案の可決が視野に入ってきます」(全国紙デスク)
その肝心の国民民主党はといえば、当初、玉木雄一郎代表は国会での追及に消極姿勢を見せていた。しかし国民世論の厳しい批判を浴び、形勢不利とみるや一転して簗大臣の進退を含め高市首相の任命責任に言及。徹底追及の構えを見せる立憲民主・公明両党と足並みがそろいつつある。野党ばかりではない。自民党参院も、先に高市首相に幹事長を解任された石井準一氏を支持するグループが辞任圧力を強めている。


















