BMC(ボーダーレスマーケティングコミュニティ)イベント開催

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 BMC(ボーダーレスマーケティングコミュニティ)は9月15日、「クリエイターと広告主が“共創”する最良のクリエイティブのつくり方」と題したコミュニティイベントを開催。参加者は著名クリエイター・マーケターのアップデートな提案に熱心に聞き入っていた。

 ◇  ◇  ◇

■マーケティングに関わる、プロフェッショナルが集結

 BMCはマーケティング業界に存在する専門領域ごとの分断を解消し、真に最適化されたマーケティングの実現を目指すコミュニティ。そこには広告主、広告会社、メディア、クリエイター、アナリスト、研究者などといったマーケティングに関わる、さまざまな専門性を持ったプロフェッショナルが集まる。領域を横断した知見の交流を行い、真に最適化されたマーケティングを実現するため、コミュニティイベントを定期的に開催している。

 第4回となる今回のイベントでは、世界最大級のオンライン学習プラットフォーム「Udemy」のグローバルキャンペーンを成功に導いた世界有数のクリエイティブディレクター川村真司氏と「Udemy」のマーケティングを担当している株式会社ベネッセコーポレーションの兵藤ゆう子氏が登壇。広告クリエイティブの企画・制作・出稿・効果測定といった一連のプロセスにおいて何かと問題が生じやすい「広告主とクリエイターの目的のすり合わせ」「クリエイティブの制作・出稿段階における委託先とのコミュニケーション」「広告クリエイティブの効果測定」について取り上げながら、クリエイターと広告主が最良のクリエイティブを共創するための実践的な手法についてディスカッションした。

■ブランドのPODをクリエイターも広告主と一緒に定義することの重要性

「広告主とクリエイターの目的のすり合わせ」に関して兵藤氏が、「オリエンテーションの時点で、広告主側もブランドのPOD(他社とのブランドとは差別化された自社ブランド固有の価値)を明確にしきれていないこともあり、クリエイターによってはアイデアのみが先行した提案になってしまっているケースもある」と課題を示唆。その上でキャンペーンの目的を達成するクリエイティブを企画するためにはブランドのPODを広告主だけが検討するのではなく、クリエイターも一緒になって定義することの重要性を強調した。

 これに対して川村氏は、認識の齟齬を生じさせないための重要な方法として、「プロジェクトの初期でフラットなコミュニケーションがとれる状態を築くこと」「広告主からキャンペーンの目的と合わせて課題の設定も掲示することで、クリエイターのアイデアの範囲に柵を設定すること」の2点を指摘した。

■クリエイティブの内容も検証すべき

「クリエイティブの制作・出稿段階における委託先とのコミュニケーション」について話が及ぶと兵藤氏は、役割ごとに委託先が分割される広告キャンペーンの構造を例に挙げながら、課題として、各主体の業務内容を見通す難しさと横断的なコミュニケーションを図ることに対する慣習的な遠慮を指摘。それを受けて川村氏は、「コミュニケーションのステップが少ないほうがアイデアの良いところをそのままプロダクションに落とし込める」とクリエイターとしての見解を示しながら解説した。

 さらに、「広告クリエイティブの効果測定」について兵藤氏が、「数値的な検証とともにクリエイティブのどういったところがお客様に評価されたのか、どこを改善すればよりよくなるのかなど、クリエイティブの内容についても検証すべきだ」との見解を述べると、セミナーのモデレーターを務めた株式会社サイカの平尾喜昭氏から、「国内ではクリエイティブの内容に踏み込んだ定量的な分析や検証がそもそもできないと思っている企業も多い。実際には分析や検証を行う手法があるため、こうした認識の齟齬も問題である」との意見が出されるなど白熱した議論を展開。時代をリードするクリエイターとマーケターの貴重な提言の数々に、参加者たちは熱心に耳を傾けていた。

■専門を問わず参加でき入会金・年会費は無料

 BMCでは今後もコミュニティメンバーの専門領域を問わない横断的な知見の交流を図るとともに、活動を通じてボーダレスなマーケティングの実現に向けた知見を創出。それを積極的に発信していくことでマーケティング業界の発展に貢献していくとしている。

 ちなみに、BMCは会員限定のコミュニティ。広告主・広告会社・メディア・クリエイターなどマーケティングに関わる業務に従事している人、BMCの考え方に共感し実践したい人の参加を募集している。入会金・年会費は無料。問い合わせは、BMC運営事務局 info@borderless-mc.jp まで。

【提供】BMC(ボーダーレスマーケティングコミュニティ)

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