巨人・則本昂大に忍び寄る“FA失敗組”の悪夢…7回無失点でも勝てず「ドツボにハマる」条件整った

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 7回無失点に抑えても勝てない──。

 13日、巨人則本昂大(35)が福井で行われた広島戦に今季5度目の先発。中14日のマウンドは、7回99球を投げて無失点の好投。移籍後初勝利の権利を持って降板したものの、直後の八回に2番手の大勢が大盛に同点ソロを浴びて、移籍後初勝利はまたもお預けとなった。 

 楽天からFA加入した今季は、試合前まで4試合に先発。前回登板の4月28日の広島戦は5回を投げて今季ワーストの12安打6失点で2敗目となり、登録抹消となっていた。

 さる巨人OBがこう言う。

「開幕から好投を続けながら勝ち星がつかなかった。前回登板で広島に打ち込まれて二軍落ち。杉内投手チーフコーチは『どこかで休ませるつもりだった』とリフレッシュ抹消を強調していたが、そろそろ1勝が欲しくて焦り出す頃。なにせ3年総額13億円といわれる大型契約で入団。年俸3億円は坂本、甲斐と並んでチームトップですから。いつまでも0勝のままだと、だんだん風当たりが強くなってきます」

 過去に同じようなFA選手がいた。2年連続2ケタ勝利という実績を引っ提げ、2007年に横浜から巨人へFA移籍した門倉健氏だ。「巨人はプレッシャーがハンパなかった」と、かつて本紙の連載で語っていた。

 門倉氏は巨人1年目の開幕カードで古巣横浜と対戦。七回まで無失点と好投を続けていたが、わずか1本の被弾で敗戦投手。そこから歯車が狂い、好投しながら勝ち星がつかない試合が続いた。

「FAで入ったんだからと焦ってドツボにハマった。勝てなくて二軍に落ちて腐ってしまった」と述懐していた門倉氏は結局、1年目は8月に初勝利を挙げたものの、1勝5敗、防御率5.97。2年目は主にリリーフに回り0勝2敗。わずか2年で退団となり、「入団時は春先から調子が良かった。最初のうちに勝っておけば気持ち的に全然違った」と振り返っていた。

 ちなみに、門倉氏は年俸1億円の2年契約。チームトップの高給取りの則本には、はるかに大きな重圧がかかる。完璧な投球を披露しても白星がつかない。「ドツボ」にハマる条件は整っている。

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