磐越道バス事故で問われる運行会社と学校の罪と賠償責任…「数億円規模になるのでは」と弁護士が見解

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「(営業担当者が)もしかしたら少しでも安くした方が寺尾が喜ぶんじゃないかと思った可能性もありますし、感情が複雑ではあります」

 福島県郡山市の磐越自動車道で今月6日、私立北越高校(新潟市)の男子ソフトテニス部員20人を乗せたマイクロバスがガードレールに衝突し、1人が死亡、17人が重軽傷を負った事故

 同校は10日夜、2回目の記者会見を開き、顧問の寺尾宏治教諭は、事故を起こしたマイクロバスと運転手を手配した運行会社「蒲原鉄道」の営業担当者についてこう話した。要するに蒲原鉄道の営業担当者が、勝手に忖度した可能性がある、と言いたいらしい。

 蒲原鉄道側はレンタカーの手配や運転手の紹介は、北越高の依頼によるものだったと説明。これに対し、寺尾顧問は「『費用を安く抑えたいから手配をしてほしい』と依頼したことはありません。運転手の紹介を依頼したことはない」と同社の主張をあらためて否定。双方の言い分は食い違っている。

■白バス行為を繰り返す

 事故後、バスの中にあったボストンバッグから、蒲原鉄道が運転手に渡したとみられる「手当」「ガソリン」「高速はカードにて」と書かれた封筒が見つかり、現金3万3000円が入っていた。

 事故に遭ったソフトテニス部は昨年度、蒲原鉄道を通じて計12回、車を手配していた。そのうち5回は貸し切りバスで、3回がマイクロバスのレンタカーだった。残る4回は別の顧問がハイエースをレンタルし、自ら運転していた。そのたびに蒲原鉄道から学校宛てに「貸し切りバス」「レンタカー代、人件費」名目で請求書が送られ、ソフトテニス部は昨年度、205万3164円の遠征費を支払っている。

「蒲原鉄道側は北越高から『緑ナンバーは費用が高い。レンタカーを使いたい』と依頼されたと説明しています。今回も顧問から電話で『遠征に行きたいからバスを出してください』と頼まれ、営業担当者は『じゃあ探します』と返事したといいます。営業担当者はこれまでも学校側の急な要望にも応え、遠征の際には学校まで見送りに来ていた。レンタルしたバスは運転手本人ではなく、営業担当者が自身の運転免許証を提示して借りています」(地元関係者)

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