高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

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 連休中、ベトナム、オーストラリアを歴訪した高市早苗首相は訪問先で故・安倍晋三元首相が打ち出した「自由で開かれたインド太平洋」構想の継承を強く打ち出したようだ。

 しかし、後半国会では高市が師と仰ぎ、その後継を自負する安倍首相時代の負の遺産が重くのしかかる。皇室典範の改正は、その最たるものの一つだ。

 小泉政権時代、皇室典範改正に向けた有識者会議の「女系・女性天皇を容認する」報告を当時の安倍官房長官が白紙に戻し、男系男子継承維持の意向を示して皇室典範の抜本改正を見送ったのは周知のとおり。高市は基本的にこの安倍の考えを踏襲する。国会質疑では「皇室典範は、皇位は皇統に属する男系男子がこれを継承すると定めております。ですから認められません」と述べている。言うまでもなく、今上天皇陛下の弟君である秋篠宮皇嗣殿下の長男、悠仁親王殿下の皇位継承を前提にしてのことだ。先月開催の衆参両院による「皇族数確保策に関する全体会議」も男系男子の皇位継承維持を前提として、女性宮家の創設と旧皇族男系男子の養子縁組を選択肢として一定の方向性を打ち出す予定だ。もちろん将来的な天皇制維持安定に皇族数の確保は大きな課題となるが、卑近の例でいえば、国民世論の関心事はつまるところ悠仁さまと愛子内親王殿下の皇位継承をめぐる争いごとである。小泉政権下の有識者会議が一度は示した「女系・女性天皇を容認する」姿勢が、昨今の愛子天皇待望論の下地にもなった。

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