落合博満監督は「個人の成績を上げることがチーム力を上げる」という考え方だった

公開日: 更新日:

「元気にグラウンドに出るのは選手の義務。それができないのはプロじゃない」というのが落合監督の考えで、生き残った者だけが次のステージ、春のキャンプ一軍メンバーの切符を勝ち取ることができた。

 この頃は井端弘和、荒木雅博はレギュラーだったが、森野将彦はまだ控え。35歳の立浪和義を抜かないといけない立場だった。井端、荒木、森野は特にしごかれた。

 春のキャンプでは、朝のウオーミングアップ時にすでにユニホームは泥まみれ。早朝から2時間の特守をこなした後だったのだ。

 通常の練習でも落合監督が自らノックバットを握るケースがあった。荒木、井端、森野は三塁の位置に守っている。それなのに、なぜか一塁方向にノックを打つ。これを全力で捕りに行かせる。高代延博野手総合チーフコーチは私に耳打ちしてくれた。

「あれは『虫けらノック』って言うんだよ」

 打者が打った瞬間、どこに飛んだとしても全ての打球に反応し、捕りに行く練習だった。アマチュア時代は「全員でボールを追え」とよく言うが、それを地道に実践した練習だ。基本的には無言で打ち続けるのだが、フラフラの3人が疲れて追えないと、珍しく言葉を飛ばす。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督が優勝特番で福本豊氏とバチバチ!「何もせえへんかった」に反論、露呈したOBとの溝

  2. 2

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  3. 3

    高市首相“利益誘導”自慢の呆れたセンス…国交省1兆円交付金「確保」335回もアピール

  4. 4

    高市首相「脱リフレ宣言」は不発に…虚しく響いた所信表明演説の「市場」ラブコール5連発

  5. 5

    石橋静河「ブラッサム」は“朝ドラ勝ちパターン”! 15%→13%台でも中盤で盛り返す“2つの条件”

  1. 6

    【12球団】プロ野球2026年 戦力外通告選手(随時更新)

  2. 7

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  3. 8

    『アイヴ・ガッタ・フィーリング』寒空の屋上でノリノリ演奏も…カンペ見ながら歌うリアル

  4. 9

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  5. 10

    松嶋菜々子「救命病棟24時」第6シリーズで夫の反町隆史と“共倒れ”か…フジ「月9」三重苦とは

おすすめ求人情報

ホース部品の組立作業
株式会社PNF 長野県 南箕輪村 派遣社員
時給1,300円~1,625円
大手半導体受託メーカーでの点検・メンテナンス/寮・社宅あり/引越代補助あり
タワーパートナーズセミコンダクター株式会社・魚津工場 富山県 魚津市 正社員
月給21万8,000円~32万円
マイクロバスドライバー
日本総合サービス株式会社 新潟県 田上町 アルバイト・パート
時給1,250円
キレイな工場で製品チェック/シンプル作業/土日祝休み/電車通勤できます
株式会社ジョブフィール 滋賀県 栗東市 派遣社員
時給1,500円~
ベーカリースタッフ/近くの店舗を掛け持ち! ガソリン代支給
株式会社ヨークベニマル 茨城県 つくば市 アルバイト・パート
時給1,275円
Sponsored by 求人ボックス