星野仙一監督は誰よりも自分を慕っていた牛島和彦をトレードの弾に、落合博満を手に入れた
中尾孝義氏による「革命捕手が見たプロ野球」(第9回=2022年)
日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。
当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。
今回は故・星野仙一氏について綴られた、中尾孝義氏による「革命捕手が見たプロ野球」(第9回=2022年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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春の沖縄キャンプ。休日前夜に繰り出したクラブで、先日殿堂入りを果たした山本昌が、美女2人組に声をかけた。聞けば2人は東京から来ているという。みんなで飲んで騒いで解散。すると後日、昌はそのうちの一人と1回目の結婚。私たちは「えー!」と驚いたのだった。
昌は1988年に中日が業務提携していたドジャースに野球留学。後に生命線となるスクリューボールを覚えた。球持ちが長くなり、別人となって帰国。無尽蔵の食欲とスクリューボールが、現役32年間で219勝を挙げる「武器」となった。


















