私がロッテを率いる中で重要な役割を担ってくれた一人が井口資仁だった
元ロッテ西村徳文氏による「野球人生七転八起」(第38回=2021年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者だからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係──。
今回はあの井口資仁氏ついて綴られた元ロッテ西村徳文氏による「野球人生七転八起」(第38回=2021年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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2010年、私はボビー・バレンタイン監督の後任監督に就任した。背番号はコーチ時代と同じ「78」。人生七転び八起きという私のモットーを込めた。
チームは前年、ボビーの去就問題に揺れた。ロッテで12年間コーチを務め、12人しかなれない監督になった感慨よりも、このままでは再び、勝てなかった時代に戻りかねないとの危機感が強かった。とにかくチームを強くしたい、立て直したい一心だった。
そのためにはチーム一丸となり、みなが同じ方向を向いて戦う必要があった。チームスローガンに「和」を掲げるとともに、新選手会長には私の現役時代からプレーするサブロー(大村三郎)が就任。西岡剛をキャプテンに指名し、新生ロッテの船出を迎えた。


















