黒田東彦
-
お気楽な黒田前総裁の日経連載 異次元緩和修正ならばこれだけの出血と覚悟が必要だ
異次元緩和が招いた副作用で、止まらない円安と物価高に庶民が喘いでいる。そんな中で今月1日から始まった黒田東彦・前日銀総裁の日経新聞の連載。後任の植田和男総裁が“負の遺産”の扱いに手間取るのを尻目に、退任からわずか7カ月で厚顔無恥にも...
-
後任は混乱の真っただ中 もう「私の履歴書」に登場した黒田前日銀総裁に唖然
いやはや、驚いた。日本経済新聞が朝刊最終面で掲載している「私の履歴書」。政治や経済、文化、スポーツなどの領域で大きな業績を残した人物が月替わりで自らの半生を語る。1956年から続く日経の名物コラムに1日からナント、日銀の黒田東彦前総...
-
日銀・植田総裁が国際デビューで「インフレ放置」宣言…金融政策は前任者継承を明確に
日銀の植田和男総裁は12日、米ワシントンで開かれたG7財務相・中央銀行総裁会議に出席し、国際舞台にデビューした。海外にいる解放感からなのか、就任会見とは打って変わり、現地の記者会見は口が滑らかだった。 植田氏は物価をめぐる金...
-
物価対策も一時しのぎ 自民党政権ではいつまでたってもゼロ成長
「何の反省もありませんし、負の遺産だとも思っていません」──。不愉快そうな表情でそう答えたのは日銀の黒田総裁だ。10日の金融政策決定会合後の記者会見。来月8日に任期満了を迎える黒田にとって最後の定例会合で、記者の質問は当然、この10年...
-
黒田総裁は異次元緩和維持で“無責任”幕引き…日銀植田新体制の船出はパニック必至
日銀は10日、黒田東彦総裁下で最後の金融政策決定会合を開き、異次元緩和の維持を決めた。一部の期待を裏切り、黒田氏は動かなかった。後任の植田和男氏は4月9日に就任。新体制は波乱の船出となりそうだ。 BNPパリバ証券の河野龍太郎...
-
白川方明・日銀前総裁が“アベクロ”猛批判…アベノミクスを「壮大な金融実験」とバッサリ
日銀総裁候補の国会同意人事案の採決まで1週間となる中、アベノミクスの立役者である黒田総裁に対する痛烈な批判が話題だ。10年に及ぶ異次元緩和は国際競争力を低下させ、足元の輸入物価高を招いている。酷評されて当然なのだが、発言の主が言葉を...
-
植田・日銀新総裁候補「所信聴取」で露呈…物価高への“大甘”認識が庶民を苦しめる
「基調的な物価上昇率は、2%を持続的安定的に実現するまでには、なお時間を要する」 「金融緩和を継続し、経済をしっかり支える」 次期日銀総裁候補の植田和男氏が先週24日の衆院に続き、27日参院での所信聴取に臨んだのだが、発...
-
黒田日銀総裁が3月の金融政策決定会合で“最後っ屁”? あるのか一気の「2倍利上げ」
衆院は24日、議院運営委員会を開き、日銀の次期正副総裁候補3人から所信を聴取。3月20日に氷見野良三、内田真一両氏が副総裁に、4月9日に植田和男氏が総裁に就任し、日銀の新体制がスタートする。10年間務めた黒田総裁は“お役御免”となる...
-
異次元緩和の修正など出来るのか やるなら歴代政権と黒田日銀の断罪が先
恐らく政権サイドのリークなのだろう。4月8日に任期満了となる黒田日銀総裁の後任に、経済学者の植田和男氏をサプライズ起用した舞台裏についての報道が盛んに流されている。 昨年の夏ごろから首相官邸で候補者リストが作られ、財務省や日...
-
本命が固辞、安倍派のドーカツ 日銀総裁人事“ろくでもない”裏側
4月8日に任期満了となる日銀の黒田総裁の後任に、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する人事案が14日、国会に提示された。3月19日に任期が切れる副総裁2人の後任には、前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田真一氏を充てる方...
-
植田日銀新総裁の急激な利上げを日本通エコノミスト予測 「1年後金利4倍」で市場はパニック
政府は14日、新たな日銀総裁に経済学者の植田和男氏(71)を起用する人事案を国会に提示した。植田氏は当面、金融緩和を継続する意向だが、どこかで出口に向かうとみられている。市場は早速、反応。緩和修正の懸念から、13日の株価は前週末比2...
-
日銀総裁人事でもチラつく影 今なお国を歪める安倍の亡霊
やはり、安倍派におもねった人事案なのか。 政府は14日、日銀の黒田総裁の後任に経済学者の植田和男氏を起用する案を国会に提示。新たな副総裁に前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田真一氏を起用する人事案と合わせて、早期に国会...
-
いきなり「黒田日銀は正しい」とは 植田新日銀総裁に失望の声
「物価の番人」と呼ばれる日銀の新総裁と副総裁2人の人事案が14日、国会に提示される。先週末から報道されている通り、黒田総裁の後任に就く見通しなのは、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏。新体制を支える副総裁候補は、前金融庁長官の氷見野...
-
日銀「植田新総裁」は異次元緩和をやめるのか、やめないのか…サプライズ人事に市場狂乱
「ポスト黒田」は思いもかけない人物だった。4月に任期満了となる日銀の黒田総裁の後任に、元日銀審議委員で経済学者の植田和男・共立女子大教授(71)の起用が固まった。経済学者出身の総裁は戦後初。岸田政権は副総裁に、前金融庁長官の氷見野良三...
-
年寄りにはタンス預金しかない ルフィの背景に黒田日銀の大罪
事件の話題がこれだけ長続きするのは、久しぶりだ。連日、大新聞・テレビを賑わせてきた「ルフィ」グループの幹部4人が日本に強制送還。ついに逮捕されると、大メディアは朝から晩まで大騒ぎ。まさにルフィ報道一色である。 フィリピンを拠...
-
【日銀人事】黒田路線継承報道で円安、株高 「今だけ金だけ」が続く市場の刹那
国民生活がこれだけ物価高に苦しめられているというのに、“持続的なインフレ”を実現するためだとか言って金融緩和策を続ける日銀の黒田総裁が、4月8日にようやく2期10年の任期満了を迎える。政府は後任人事案を来週にも、2人の副総裁候補とと...
-
日銀の保有国債含み損は12月末に8.8兆円!黒田総裁の「負の遺産」はまだまだ増える
とんだ置き土産だ。日銀の黒田総裁は3日の衆院予算委員会で、日銀の保有国債の含み損を明かした。その額、実に約8兆8000億円。昨年9月末時点で8749億円のマイナスと2006年3月末以来、16年半ぶりに含み損が発生したが、たった3カ月...
-
日銀「共通担保オペ」初実施…“禁じ手”同然「絶対に儲かる投資話」で黒田総裁のメンツ死守
「絶対に儲かる投資話」は存在する──。18日の日銀金融政策決定会合で拡充が決定された「共通担保オペ」。23日、初めて5年債で実施された。 「共通担保オペ」と聞いてもチンプンカンプンだが、何を意味するのか──。日銀は10年国債の利...
-
岸田首相の「黒田切り」明言が波紋呼ぶ…日銀総裁人事で“安倍派分裂”待ったなし
「まず人は代わる。人事をしっかり決定した上で、国会に提示する」 4月に任期満了を迎える日銀・黒田総裁の後任人事について、岸田首相が22日のBS番組でこう発言。2月中に人事案を国会提出すると明言した。岸田首相は、約10年間も大規...
-
異次元緩和“刹那”の継続 黒田日銀、打つ手なしのガンジガラメ
「長期金利の変動幅をさらに拡大する必要があるとは考えていない」 日銀は18日の金融政策決定会合で、全員一致で現在の大規模な金融緩和策の維持を決定した。現在0%程度に誘導している長期金利については許容する上限を0.5%程度に据え...
-
4月8日に任期満了の黒田総裁が置き土産…日銀新総裁が抱える“三重苦”の中身
“貧乏くじ”の引き受け手はいるのか──。日銀黒田総裁は4月8日に任期満了を迎える。政府の後任人事案は2月10日にも国会に提示される方向だ。歴代最長の10年居座った黒田氏はいくつもの「ゆがみ」を生み出し、解決のメドすら立てずに退任する...
-
4月退任までに何が起こるか 黒田日銀の断末魔と大混乱
もはや制御不能ではないのか。4月に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁の退任を目前に、10年間に及んだ異次元緩和は断末魔の様相を呈してきた。 日銀は昨年末、イールドカーブ・コントロール(YCC)でゼロ付近に抑え込んできた長期金...
-
日銀は“黒田総裁のメンツ”最優先 市場崩壊も「異次元緩和」継続か…注目の金融政策決定会合
日銀と市場との攻防が激しさを増す中、17日と18日、日銀の金融政策決定会合が開かれる。異次元金融緩和の継続か、修正か──。BNPパリバ証券の河野龍太郎氏は「(修正の可能性は)五分五分に近い」との見方を示している(14日付日経新聞)。...
-
追い詰められた黒田日銀…もはや市場を制御できず、異次元金融緩和は「破綻」秒読み
日銀がマーケットにケンカを売られ、追い詰められている。13日の国債市場で10年国債の利回りは日銀が容認する0.5%を超え、一時0.545%まで上昇(国債価格は下落)。昨年12月の金融政策決定会合で「国債市場、債券市場の機能度を改善す...
-
住宅ローン金利は上昇するのに預金の利息がアップしない「これだけの理由」
2023年は「その日」が来る。その日とは日銀の異次元緩和の金融政策の転換である。これまで日銀は、デフレ脱去を図るため、直接、国債市場、株式市場、不動産市場に介入、大量の国債、ETFやJ-REITを資本市場から買い入れ、過剰流動性を市...
-
岸田首相のアベ語録を並べ立てた年頭所感 国内インフレ加速に庶民こそ「覚悟」の1年になる
新年早々「覚悟」の安売りには辟易だ。 岸田首相は4日の年頭記者会見で、「本年も覚悟を持って『先送りできない問題』への挑戦を続ける。特に日本経済の長年の課題に終止符を打ち、新しい好循環の基盤を起動し、異次元の少子化対策に挑戦す...
-
初の女性総裁誕生か?岸田首相が画策する日銀トップ“サプライズ人事”と政権浮揚シナリオ
新年早々、為替相場が大きく動いている。3日の外国為替市場では、円が急上昇し、一時1ドル=129円台半ばと7カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。昨年10月の151円台後半から約22円も上昇したことになる。マーケットは、この先、日銀が金...
-
倒産ラッシュXデーは2023年5月か? 19万社に迫る“ゾンビ企業”を「四重苦」が襲う
実質的に倒産状態でありながら、なお営業を継続している「ゾンビ企業」が急増している。 こうした“倒産予備軍”がバタバタ倒れる“Xデー”は来年5月とも言われている。経営立て直しを阻む悪材料がいくつも揃っているからだ。 ■利...
-
予測的中「日銀は歴史的敗北を喫する」投機マネーの圧力でカタストロフへ
異次元緩和に拘泥していた日銀が長期金利の上限を0.5%へ引き上げた。黒田総裁は「利上げではない」と言っているが、実質的な金利引き上げであることは疑いようがない。 この連載で9月以降、「日銀は歴史的敗北を喫する」と書いてきた通...
-
消費者物価指数3.7%上昇の衝撃…日銀黒田総裁「来年、減衰する」楽観見通しは“大ウソ”
黒田日銀総裁の見通しは“大ウソ”じゃないのか。総務省が23日に発表した消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比3.7%上昇の103.8だった。第2次石油危機の1981年以来、40年11カ月ぶりの伸び率となる。 インフレは...